「正丸峠の崩落現場視察」経済建設委員会議案の審査に必要な現地視察

【6月議会経済建設委員会 議案の審査に必要な現地視察】
今年3月に発生した正丸峠の崩落現場を視察しました。
これは大雨などによる土砂崩れではなく、凍結融解による崩落とのこと。
凍結融解は、地盤に含まれる水分が急激な寒暖差で凍ったり解けたりすることで土砂崩れが起きる現象。 水分の凍結と融解を繰り返すことで地盤の緩みにつながり、土砂崩れを誘発するそうです。


災害ではないため補助金等はなく、市債と一般財源での復旧工事となります。
現在は、予備費による緊急の処理が行われており、今議会の補正に測量設計委託料と工事請負費が計上されています。

緊急自然災害防止対策事業債を財源とし、全額が起債対象であり70%が交付税措置されますが、予防保全等ではない土砂撤去等の工事は一般財源で対応せざるを得ない状況です。

交通量の少ない峠道でトータルすると4000万円ほど要する工事となり、周辺もいつどこが崩れてもおかしくない風化した山の現状は、費用対効果からもこの国の山林をどう守っていくのか、国全体で考えなくては、水、森、空気を災害から守れない危機的な状況です。