埼玉ポーズ考案者・鷲谷氏の考察より。埼玉のすごい県民性(その1)

政治を志してみようかな…と思う女性が増えればいいなと思って、聞いてほしい言葉を一方的につれづれに綴っています。

前回は、食のプロである友人とともに、私の住む飯能のまちの美味しいあれこれをご紹介しました。
自分の自治体ですから、写真とともにいいところをご紹介するのはいくらでもできます。

書けと言われたら、読まれるかどうかは別として、いつまでも書き続けられます。

目的はそれよりも、ちょっとした実験でした。

ブログのタイトルが

「埼玉の片田舎の市議をディスったところでお腹はすくんでしょ? 飯能美食堪能ツアー」
https://sakaietsuko.net/blog/5948/

いつもなら、「飯能美食堪能ツアー」だけでいいわけです。
そういう内容ですし、長いですし。

それをあえて、余計なことを付けた。
「埼玉の片田舎の市議をディスる」と。

これは、埼玉県民がディスられても平気な特性を持っており
自虐ネタを受け入れる性質であるといわれるところが

実際どうなんだろうな、というちょっとした実験でした。

私のブログをわざわざみて下さるのは、主に

1.ネットが使える私の支援者、応援してくれている人
2.私が質疑や一般質問すると関係する市の職員さん
3.熱心な維新の支援者さん
4.個人的に仲良しの議員さん
5.埼玉維新の幹事長

くらいじゃないかと予想しているのですが

2は決して読んでることを悟られないようにされていると思うので当然無反応。

1は飯能の方が多いので、紹介している内容や写真に注目して、取って付けた枕詞は眼中にない。

3と4は、傾向として埼玉県以外の方が圧倒的に多く
また、関西にも多い傾向があるので(維新ゆえ)

実験結果としては、非常にわかりやすく

「なんか最近(心が)荒れてるんですか?」
「そんなこと言う奴おるん?」

等々、埼玉とディスりの関係の深さは全く伝わらないということがわかりました。

本当に「不要な枕詞」、
埼玉県がディスられても平気な、全国でも特別すごい県民性を持っていることは、

残念ながら、あまり認知度が高くなく
特に関西では関心が低いということがわかったわけです。

そうですか。
埼玉の県民性にあまりご関心がないですか。

では、関心をもっていただくためにご説明します。

埼玉ポーズ仕掛け人
鷲谷政明氏の考察

まず埼玉ポーズとは、埼玉県の企業や観光地で837人が踊った楽曲
「そうだ埼玉」のダンスの振り付けの一部を記念写真ポーズにしたものだそうです。

2013年、企業や自治体が「恋するフォーチュンクッキー」を踊る動画が話題となり
2013年10月22日の定例記者会見で当時の上田知事が、県議会で出された恋チュン動画に関する質疑に対し「(今、埼玉県が恋チュン踊っても)三番煎じだ」と発言したことなどから

その埼玉バージョンが面白いんじゃないかと「そうだ埼玉」という曲に合わせて踊る企画が生まれ、埼玉ポーズも誕生したとか。

因みに、私が埼玉ポーズを知ったのは、2019年の参議院選挙です。
埼玉選挙区から出馬していた、沢田良(現在の埼玉維新の衆議院議員)が
当時「ツイキャス王に俺はなる!」と公言しており

同じく東京選挙区と全国比例で出馬していた「おとやな」、
音喜多駿参議院議員と柳ヶ瀬裕文参議院議員が動画でやっていた

「にっぽん、いしんのか~い」

が爆発的に支援者や維新関係者に広まっていた時だったと記憶しています。

埼玉維新は、埼玉ポーズでどうか、という提案が沢田代議士からあり
即座に特別党員内から明確な反対があったため

本当に一瞬で消えた話題だったんですが

埼玉ポーズは「なんだそれ?」と、私に大きなインパクトを残し
その後、考案者である鷲谷氏の書籍を購入しました。

その鷲谷氏の「なぜ埼玉県民だけがディスられても平気なのか?」という考察と分析が非常に興味深い。

私なりには、2つの論点に注目しました。

バブル世代はダサイタマに対し怒りを顕わにする

鷲谷氏によると、「ディスられても平気な県民性」はある一定の世代にはないものだそうです。
特に1980年代に若者だった世代。
彼らは当時「東京に遊びに出るときは、埼玉県民であることをちょっと隠していた」そうです。

そしてこの世代は、ダサイタマという言葉には嫌悪感を示すことが多いとか。

世はバブル、派手でブランド志向、金持ちであること、欲望にまっしぐらで、精神的にタフ、競争心もビジネスマインドも強い。

そんな時代の中で戦うには、都会的であることも、今とは比較できないほど重要だった。

また、当時思春期だった人たちは、「東京のお店で買った」ということは、重要なポイントだったし、友達が東京の大学に入ったとたんに、地元の仲間には東京自慢ばかりする、ということもあった時代。

埼玉在住というだけで、ダサイタマとしてダサい認定されることは、死活問題であったと想像できます。

1984年の埼玉県議会でダサイタマが議論され、税金を使ってイメージアップ戦略の策定などを実施したのもやむなし。

この「若い時は埼玉を伏せていたくせに、50代60代になって郷土愛がどうとか言い出す埼玉県民」は県南部の人に顕著だそうで、北部にはあまりみられないそうです。

わかりますね。すごく。

現在の埼玉維新の代表、高橋英明はまさにその世代の県南の代表格自治体、川口市の人間です。
先の衆議院選挙では、「生まれも育ちも芝中田」をどれだけ連呼したことか。

彼は、その時代を生き抜き、JCやら何やら当時は相当お派手なことをなさったであろう組織団体で役職も歴任、地主大国埼玉で地主を相手に商売もして、全盛期(今もですが)の川口自民で川口市議を3期もやっています。

力と力をぶつけ合う環境で、自虐ネタを言って、ディスりにへらへら笑っている場合ではありません。
今もとにかく力技でねじ伏せますし、強引を絵に書いたような言動をとります。

その顕著な例が、飯能ディスりです。

埼玉維新の中心を川口に据えて、有無を言わせず川口から沿線自治体に地方市議を誕生させ
沿線の主要駅をつなぎ、維新の旗を上げさせる。

それによって、県南東部を制覇し、長年辛酸をなめてきた川口自民を薙ぎ払う。

そんな闘争心剥き出しで、力技で特別党員についてこさせるには

一人、飛び地で、冷ややかな目で県南東部を見つめ
総支部で一番長く現職で、高橋英明の活動を一貫して手伝い
それなのに言いなりにならず
時に真っ向から異を唱える飯能市議を黙らせるには

飯能がいかに田舎でダサイタマかを吹聴するよりほか
彼には手がなかったはずです。

自分たちの世代が、東京からダサイタマといわれたあの時の手法で。

飯能を常々、田舎だの、遠いだの
飯能市議は最下位当選で1000票しか取ってないだの
川口を基準に飯能を露骨にディスる彼の脇を固める埼玉維新の特別党員は

なぜか半数が関西出身。

(なぜか…は維新だからと言ってしまえそうですが)

こればっかりは、関西のボケとツッコミとも、どつきはたきともちょっと違う。。。

戸惑う関西出身勢と対照的に

「アニキ(高橋英明のことを飯能市議はそう呼んでいる)。話あるから。サシ飲みする時間作って」
「池袋でこの店予約したぞ!」

そこはちゃんと浦和ではなく、池袋(注1)を予約して
サシ飲みすれば、妙にしおらしい会話をし
私がトイレに行っている隙を狙って、女将さんに飯能を田舎と言う。

私が絶対に本気で怒らないことをわかっているあたりは
やっぱり純然たる埼玉県民だなというところです。

その理由は、鷲谷氏のもう一つの考察にあります。

注1:なぜ池袋かは別な機会で詳細をたっぷり語る予定です)

長くなったので、次回にします。

その前に一つ。
ディスる高橋英明とディスられる私は、仲が悪いかというとどっちでもないです。
明確に私が気を付けていることは、仲良くみられないこと。

議員になってから特になんですが、私はとにかく
誰の横にいても、愛人にみられがちという現象を自覚しています。
だから集合写真以外の写真は男性が写ってたらSNSにあげないようにしています。
秘かに気にしています。

飲んでいた時その話をしたら、女将さんが
「えぇ。そう見えますよ。入ってらした時あぁと思いました。
お二人はこんな感じです。」

と、撮ってくれた写真がこちら。

この写真は、成仏したと思うので、焼却処分しておきます。

同じ悩みがある、もしくは対処法をご存知でしたら
ぜひ私にメールください。

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