7月15日・猛暑。
危険な程の気温上昇となったこの日の午後から
川寺自主防災会・視察研修の一行は
東京消防庁第八本部消防救助機動部隊の見学へ。
第八本部消防救助機動部隊。
阪神・淡路大震災の教訓から、通常の消防力では対応が困難な救助事象に迅速に対応するための部隊の必要性が提起され、そのために創設されたのが、消防救助機動部隊です。
通称:ハイパーレスキュー!
消防救助機動部隊は、特殊な技術・能力を有する隊員や装備で編成し、大型重機を備えるなど、
多数の人命を早期に救助することを目的とした「自己完結型」のスペシャリスト部隊だそうです。
圧倒的な規模の大きさ。
まさしくスペシャリスト。
機動救助隊
救助車 II 型、救助車 III 型、救助車 IV 型、救助先行車からなり、あらゆる救助事象に出場し、人命救助の最先端で活動する隊。
救助車 IV 型は輸送機にも搭載でき、自衛隊と連携し、国内全域に迅速出場。
機動特科隊
大型重機(パワーショベル、ブルドーザー、トラッククレーン)を有し、従来の消防力では活動困難な場所も対応可能。
消防法の改正により、消防機関でも活動の障害となる車両を除去し、災害現場に出場することが可能となり、重機はその際に大きな力を発揮。
機動救急救援隊
機動救急救援隊 特殊救急車を有し、救急救命士を中心に現場救護所を設定し災害現場で応急処置を可能に。
資器材輸送車や遠距離大量放水車など後方から最前線へバックアップする隊。
実際の訓練を間近に見せていただくことができました。
本当に、立ってるだけでくらくらするような猛暑日の一番熱い時間帯。
訓練される隊員のみなさまは鬼気迫る真剣さ。
ただただそのスペシャリストとしての信念や使命感に
尊敬の念を抱くばかり。
こうした方々が、有事の際に守ってくださるというのは
本当に感謝すべきことですね。
帰りのバスの中では、みなさんであらためて
防災意識の大切さについて語り合い
地域で取り組むべきことや出来ることを
地域一丸となってやっていこうと
非常に有益な時間となりました。
今回、経験させていただいたこと・学ばせていただいたことを
地域でいかせるよう、心して努めてまいります。