第1回「みんなで考えようおでかけの足」説明会及び意見交換会が開催され
加治地区行政センターに参加させていただきました。
8月臨時会で成立した「飯能市一般会計補正予算第6号」において、7億8867万円が追加され、打ち出された飯能市新型コロナウィルス感染症緊急経済対策のうち、その大部分を占めるのが
「新しいHANNOスタイル」 2億8220万円です。
中でも
「暮らしやすい地域公共交通確保事業」は目玉ともいえる重要施策で
1240万円の予算が組まれています。
これは、公共交通の不十分な地域の移動手段を確保するため
平成29年度作成の「飯能市地域公共交通交通網形成計画」に掲げる地域で、新しい移動手段を作る取り組みを地域で進めるもの。
加治地区
精明地区
南高麗地区
原市場地区
が対象地域。
これまでは、路線バスの維持確保(補助金の継続やノーマイカーデーの推進など)が主であった地域公共交通の在り方から、地域で新しい移動手段をつくり出す試みです。
予算の中では、自動車購入費として、747万円。ワゴン車2台を購入予定。
10人乗りワゴン車の運行により、バスルートとは異なる、住宅街などを通り、高齢者をはじめ運転免許をお持ちでない方々の、買い物や通院など日常のお出かけの足として利用できるようにする案。
運営はタクシー事業者などへ委託を予定。
今年度中に実証実験が開始される予定です。
会では、加治地区の公共交通の現状と交通施策についての説明や、加治地区の新しい移動手段の運行案などについて、市の担当者から説明があり
参加された地域の皆さま方からは、質疑応答も次々と出て
地域でつくりあげようという熱気が伝わりました。
グループを分けての意見交換会では
先ほど、説明を受けたばかりの運行案について
ルートや停留所、料金、運行頻度や時間などを中心に
具体的な提案や意見が次々と出てきて
みんなで協議しました。
地元を知り尽くした皆様の、実際の生活や行動の想定から出される案は、非常に細やかで
その地域で暮らしている皆さんならではの視点も。
まさに地域みんなで考えるお出かけの足。
利用しやすいものになることへの期待が高まる検討会でした。
今後は9月末~10月中旬までに、試乗会やアンケート実施、それを受けての修正検討会を経て
11月上旬に更なる検討会で実証実験への成果をまとめ
令和3年2月以降に実証運行が開始されるスケジュールです。