【日本維新の会ダイバーシティ推進局の第13回勉強会】
テーマは「孤独死の現場」。講師は司法書士の太田垣章子氏。
孤独死や身寄りのない高齢者による明渡訴訟を3000件受任、トラブルの現場から日本の抱える闇そのものについて学ぶ衝撃的な時間でした。
孤独死はもはや高齢者のみならず、貧困、シングルマザー、非正規雇用など、まさにわが国の闇。
通常なら耳を塞ぎたくなる壮絶な現場を見てこられた先生が、この重い重い現実を、軽やかに苦しくならず、でも赤裸々に語られる姿に一瞬で惹きこまれ、夢中で聴いている自分がいました。
アメちゃんでは語れないこの内容をちゃん付けしながら、リアルにでも愛をもって可愛く語ってしまう太田垣章子先生恐るべし!さすが関西人。。。
高齢者が賃貸物件を借りられないのは、見守りサービスも多様、家賃保証会社も多数、死後事務委任も普及している現状で、何が問題なのか、なぜ高齢者こそ個人情報の共有が必要なのか。
人は必ず亡くなるわけで、課題が闇に紛れ、地域の実態も正確に把握されておらず、セーフティーネットも働かない、ルールもない今のままでは、死後引取手がない「無縁遺体」が加速度的に増え、取り扱いに自治体が困惑し、税金が投入され続け、それでどうやってこの国の未来を担う次世代投資へ財源をまわすのだという恐ろしい現実。
確固たるルール作りが急がれます。
地方議会に政党は関係ないとよく言われますが、やはり国がルール作りをして地方自治体と連携しなければ、地方だけでは行政が手を出せないことがあまりに多い。
国政政党に所属する地方議員として、それぞれの立場でしっかりと連携し、この国の課題と向き合っていきたいと思います。