新人に針を3回も刺されて、新人議員の初議会について考えてみた。

何事も、かっとなってる時に何かしてよい結果になることはないので
落ち着いて、少し時間が経過して

ふと思ったこととして書いてみます。

新人さんに関する雑感。

新人です!これから勉強します!が許されるのは?

先月の話です。
この時期、犬を飼っていると、市役所から狂犬病ワクチンの予防注射案内が来ます。
これは飼い主の義務です。

病院で予約をとり
「狂犬病注射・爪切り・肛門腺絞り」で行くと、新卒の新人獣医師。

上記3点は、どれも通常はぱぱっと終わるものです。

それが。
爪切りは足を上げ下げ20分以上
肛門腺絞りはお尻まわりの毛が汚れて異臭を放ち
狂犬病注射は、何度も抑えて、3回も針を刺して抜いて

なんと1時間近くが経過。

長時間のストレスと恐怖と苦痛で、大人しいうちの息子が
よだれを垂らして悲鳴をあげパニックになりました。

ここは「飼い主として」、はっきり苦情を申し上げました。

上手下手はともかく、あまりに時間がかかりすぎで、一瞬で終わる注射を3回もやり直すって、いくらなんでも犬に苦痛と恐怖を与えすぎではないでしょうか。国家資格を持つ獣医師として、それはいかがでしょうか。

…と。

なるべく。
地元でクレーム的なことは言わないようにしてるんですけど、我が子のことは別です。

議員も新人です!は許されるもの?

新人です、これから勉強します、はそれが許される最低限必須のレベルとスキルに到達して認められるもの。
新人はどんどん失敗した方がいいし、許されるし
私などは今でも「教えてください」の連続です。お恥ずかしながら。

新人議員にも、政治は初めて、地方議会も何も知らない、法律を読んだことない、市の当初予算額も知らない…等、全国津々浦々あると思います。

負託を受けたんだから、それは問題ない。
命がけで勉強して、まずは最初の議会の必須レベルに自分の知識をもっていけばいいだけです。

そのためにも、例えば維新の公認で当選したら、一人しかいなくても保守系(要は自民系)大会派に「入る」べきでないと考えています。。

会派を組む、というより入れてもらうは、もったいない。

だって、勉強の機会が失われるもの。

最初はわからないから黙ってついていけば、多少は不安や緊張も軽減されるだろうけど
ここで踏ん張って、負託をうけたその責務と向き合って
議会で維新として発言をするかしないか。

たとえ一言でも、それが野次られたり、失笑されても
その経験は、その後の議員としての信念につながり
そしてそれは、有権者が必ず見ている。

その貴重な機会を失うのはもったいないと思うのです。

会派に入る理由って重要じゃない?

会派については、各議会や構成によって様々なので
会派を組むこと云々に意見する立場ではありませんが、

あくまで、政党を背負って当選したらの話です。

もちろん、それでも会派を組む必要がある場合もあります。

ただ今の埼玉県内の維新の地方議員のように
各自治体に公認の現職1人の場合、当選直後の新人が、誰かと会派を「組む」というより
1人でやるか、会派に「入る」かが、現実的な表現だと思います。

その上で、会派に入るならその理由は重要。

・誘われていたので
・政策実現のため
・維新の政策は100%ご理解いただいている

こんなもったいない話はないと思うんです。

それって、言い換えるとすれば

追認要員
少数派の意見は通らないよ
維新なんて力ないよ

ってなところですよね。

自民系大会派に入った新人議員が、そこでなら維新の改革、維新の政策実現ができるというなら、そもそも維新の議員は当選などしていないわけです。

自民党でいいでしょ?となる。

自民系会派と維新の政策が100%合うわけもなければ、改革などできようもない。

最初はほんとに、一人会派ってしんどいし不安だけどね。
わかるよ。やってきたから。

私も本当に潰れそうに不安で緊張でいっぱいだったから、飯能市議会において、1人でやってる新人議員さんには、たとえ政治的立ち位置が真逆でも、親切にしたいなといつも思ってはいます。

我が子がひどい目にあったら、それは黙ってなくて、きっと怖い飼い主で、新人獣医師さんがメンタル折れてないといいなとは思いますけど。。。