今年は花が早かったですね。
「桜が咲いて、藤のころのお会いしましょう」と書きましたが
藤の花もとっくに見ごろを終え、新緑も既に深まった今
やっとこのブログを更新できる状況になりました。
選挙は大変です、やっぱり。
政治を志してみようかな…と思う女性が増えればいいなと思って、聞いてほしいことを一方的にこのブログに書きながらも
やっぱり選挙は大変。
でも、その特殊な世界だからこそ
ここでしか体感できない特殊な経験があります。
選挙は、自分をどこまでも追い込んで
辛い苦しい思いをしないと終わりません。
ストイックに鍛えたり、スポーツをするのと真逆の「運動」は
心身ともに、ボロボロ・ズタズタになる、とっても身体に悪い運動です。
どぶ板…とか聞こえも悪いですね。
でも、本当に日焼けしてシミだらけになって、目も焼けて目薬がしみて
歩きすぎて足首が痛んだり、手を振りすぎて肩が上がらなくなったり
マイクを握るだけで手首が痛んだり
声も枯れてガラガラになって、急速に老けてゆきます。
何よりも、活動中は罵声を浴びたり、嫌がらせされたり
ネットで誹謗中傷を拡散されたり
心もズタボロになります。
本気で殺されそうになった経験は、私にはありませんが
本気で私を落としに来てる力をリアルに感じることはあります。
それでもがんばって当然で、誰より苦しくて当然なのに
自分の力だけでは、戦うことすらできず
自分の努力が結果に反映されるとも限らない。
特殊な戦いです。
この特殊な戦いの最大の特徴は
「ボランティア」の皆さんに手伝ってもらわないと
スタート地点にも立てないというところ。
ボランティア、そう、無償(タダ)で、
時に交通費やガソリン代も自腹で、活動して
ご飯代すらも自腹でも、手伝ってくれる人がいないと成り立たないのです。
この過酷な重労働をタダで!むしろ自腹で!
選挙は、お金を出してはいけないことが公職選挙法で決まっているのです。
議員になるずっと前、親しくしていただいている政治家の男性から
「選挙は高齢者の最高のレクリエーションなんですよ。
だから我々は、選挙をし続けないといけない。」
と、言われたことがあって
その時は、何じゃそれ…と思いましたが
今はとてもよくわかります。
私の後援会、えつこ応援隊は、平均年齢80歳くらいですが
言いたいこと言って
もめたりケンカしたり
口で言うほど、身体は動かなかったり
仕切る人がいれば
文句つける人がいて
まぁまぁとなだめる人がいれば
さらに偉そうに言っちゃう人もいるし
それを眺めて楽しむ人もあり。
選挙にかかわっていただくことで
若輩者の私を叱咤して、激励して、叱咤して
連れ歩いて、昔の知り合いにお久しぶりに再会して
「老いて益々お盛んか?コノヤロー」とか
「なんだよ、昔から美人に目ぇつけんのだけ早かったよな、コノヤロー」
とか、中学生男子みたいにはしゃいでる80代男子と一緒に歩けば
みなさん、ほんと生き生きしていて
選挙やることで、地域貢献できているような気になることはあります。
同時に、所属政党・日本維新の会は若い政党ですので
若い世代、これまで選挙にかかわったことのない人にも
ボランティアで参加していただこうと
SNS等で呼びかけをしています。
おかげさまで、所属の埼玉維新の会は
ボランティアさんも増えてきまして
今回の私の選挙でも、たくさんの「埼玉維新の会の支援者」のみなさんが
ボランティアではるばる駆けつけて下さいました。
この応援される、ということには
応援される側にも、スキルと経験が要求されることがあります。
私が思うに、それは「気配り」です。
だって、タダで、むしろ自腹で
それでも手伝おうと来てくれている人たちに対して
感謝の気持ちを伝えたいし
楽しく活動していただきたいし
もっと我々を好きになっていただきたいし
来てよかった、楽しかった、また来たいと思って欲しいじゃないですか!
でも、これが思うようにいかない。
これまで、色んな選挙のお手伝いに入って
選挙中は、どこもバッタバタで、みんなテンパってて
手が回ってなくて、現場は騒然。
圧倒的にいつでもどこでも、仕切る人の手が回っていない。
それも、自分も選挙をやる人間なら
選挙ってそうなんだよねーと、割り切れるのですが
純粋に応援したい気持ちで来てくれてるボランティアさんにしてみれば
そうは割り切れないでしょう。
過去には幾度となく
「もう金輪際、応援するのをやめました」
「あまりに扱いがひどいので、選管に通報しました」
等、
私たちのことを好きで来てくれた人が
怒って、傷付いて、去っていかれてしまいました。
私はそういうのが辛い人間です。
だから、今回の私の選挙でも
多くのボランティアさんが駆けつけてくれると聞いて
過去のそうした失敗だけは再現したくないと思っていました。
そんな、とにかく来てくれる人に気を配りたいけど
候補者がそれをやってるわけにもいかない
でも、ここは絶対に手を抜けなくて
とことん、気を配って欲しい私の気持ちを
100%理解して、全部引き受けてくれる人物が、今回はいてくれたのです。
蕨市議会議員の 中野たかゆき という人物です。
私の
「地元関係者のことは自分でやります。
維新関係者の応援については、頼んだ!」
の、頼んだ!が意図するところを
最大限にくみ取ってくれました。
毎日、誰が何時に来るか、まめまめしく連絡して予定を組み
駅から遠い事務所まで、可能な限り歩かせず
お昼をまたいで活動してくれる人にはお弁当を用意し
適材適所にその人が得意な仕事を割り振り
休憩を気にして
帰り時間を気にして
お弁当の買い出しに行けば、
ガッツリ系、ヘルシー系、エスニック系から、お子様メニューまで
あらゆる好みをカバーしたバリエーションを用意し
決して、自分は選ばず、最後に残ったお弁当を食べる。
最終日には、過去最高人数のボランティアさんからお申し出をいただいて
「この人数を一人で捌けるのか?」という状況も
前日から、緻密に予定を立て
必要な物資を車に積み込み
まめまめしく連絡を入れて、時間も人数も決めて
適材適所に仕事を割り振り
そこに国会議員の応援演説を設定して
すべてのボランティアさんが
候補者(私)本人にも
日本維新の会の支援者に絶大な人気を誇る「おとやなコンビ」こと
音喜多駿参議院議員と柳ヶ瀬裕文参議院議員にも
ボランティアさん同士も
みんなが会えるようにして
顧客満足度ならぬ、ボランティアさんボルテージもヒートアップ。
私が本選車で会場の駅ロータリーに入っていくと
わぁぁぁぁ‥‥という大歓声で手を振ってくれるボランティアさんの姿がありました。
涙が出ました。
嬉しくて。
演説終えて
写真撮影大会終えて
みんな思い思いに写真を撮って
学生部の子たちは青春してて
大歓声に見送られて、私が再び本選車で出発する時は
柳ヶ瀬裕文参議院議員が「ええ声」を響かせる中
みんなが手を振り
音喜多駿参議院議員とともに
「桃太郎」(みんなで呼びかけながら練り歩く)する喜びに
みなさんがココロアシドリ軽やかなその一行のいちばん前には
昭和のツアーコンダクターのような中野たかゆきの姿が。
(はーい、みなさんこっちですー)
涙が出ました。
笑いすぎて。
誰一人、怒ったり傷付いたりがっかりされることなく
最高に充実したボランティアさん一体となった活動の後の
SNSには、幸せなツイートが溢れていました。
どうですか?
すごいですか?
うちの中野たかゆき。
このブログを読んで下さってる女性の皆さん。
どうですか?
すごいでしょ?うちの中野たかゆき。
・・・普通ですよね。
すごいけど、普通です。
そう
女性が多い環境では、あなたと同じくらい気を配ってくれる人が普通に周囲にいるし
あなたも、誰かのサポートをするときは
その人が何に気を遣いたくて、どういう思いは絶対に誰かにさせたくなくて、どうしてほしいか
呼吸するのと同じように、感じていますよね。
そのあなたにとって、普通過ぎる、気を配るということが
選挙や議員の世界では圧倒的に足りてないスキルなのです。
中野たかゆきは頭脳明晰なので、私を分析して、ロジカルに心理をくみ取ってくれているのですが
多くの女性は、分析以前に、本能的にそうしたスキルが高いので
あなたがちょっと選挙にかかわってくれるだけで
みんなが楽しくなったり、モチベーション上がったり、また来たいと言ってくれるのです。
せっかく勇気を出して初めての選挙ボランティアに来てくれた方を
哀しい気持ちになんて、あなたならさせないはず。
ちょっと気を配るあなたがいてくれることで
もう、誰も傷付いて去っていかなくてすむんです。
あなたにとって普通すぎることが
圧倒的に足りてなさすぎる。
この特殊な選挙の世界に
ぜひ力を貸してくれませんか?
あなたがほんの少し政治に関心をもって
どんな形でもちょっと参加してくれるのを
いつでも待っています!
坂井えつこメールフォーム
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