【選挙の負担を減らすための増額に反対しました】
本日から統一地方選が始まりましたが、飯能市議会は3月議会の最終日です。
2件の追加議案を含め、議案の採決が行われます。
また、議会内外人事の互選もあり、長い最終日です。
1本反対討論しました。
選挙公営に関する条例の一部改正ですが、これは候補者が負担する経費を補填する額の値上げという内容。
坂井以外の全議員が増額に賛成でした。
コロナ禍で影響を受けた地域経済、物価高騰に苦しむ市民生活に対し、多くの議員が、様々提言や要望を出され、市の発展と市民生活向上のために活動されています。
その中には、議会費の削減や政務活動費を今は使うべきでないといった議論もありました。
それなのに今ここで、自分たちの選挙負担を減らすための値上げは、本当に必要とお考えなのでしょうか。
物価高や人件費等の変動を踏まえるべきという論点はありますが、民間での実勢価格を踏まえれば、増額は必須といえず、候補者の契約努力により十分現状でも賄えます。
直近、2021年の飯能市議会議員選挙において印刷物の作成費用は、公費負担対象の立候補者21名のうち、過半数を超える立候補者が20万円から30万円台までで作成ができています。
公費負担の限度額付近の50万円前後での請求があったのは7人、このことからも今回の増額が必須の状況にはないと考えます。
値上げすることを決定できるのは、市議会議員です。
飯能市の財政状況は、行財政改革に取り組んでいますが、決して楽観はできず議会で様々指摘してきており、優先すべきは市民サービスの向上です。
日本維新の会は、「身を切る改革」を掲げ、継続して訴え、実行を続けています。 使われる財源は、有意義な形で未来ある子どもたちに、将来世代への投資に、そして市民サービスの向上に使っていただきたい。
今回の増額しなければならいという論点は見られないことを申し上げ、反対しました。