「長期欠席議員に係る報酬等」の議論は進めるべきと考える理由

全国の自治体で「長期欠席議員に係る報酬、費用弁償」について、検討や改正が進んでいます。
飯能市議会では、私が議員になってからの5年間でも長期欠席は常にあり、
慎重な意見も多いと認識しています。

3月議会の議会運営委員会で、「検討を進めるかどうか」について議論した際、
何でもかんでも条例で決めるもんじゃない、病気は仕方ない等々の意見もあり、

多様な意見があるならば尚、検討そのものを進めて、大いに議論すべきと考えていました。

しかしながら、その理由として述べられた発言は、正直、耳を疑うものがありました。

『これから女性がね、あ~(フハっ…と笑い)子どもを産める年齢の!女性がね。入ってきたら、休むわけでしょ?それだって。』

妊娠出産、育児や介護、看護については、昨年の12月議会で議員提出議案として
規則の一部を改正する案が可決しており、「多様な人材の市議会への参画を促進するための環境整備を図る為」として、
欠席事由やその日数等が明確にされています。

しかも、全会一致で可決しており、上記発言をされた議員も賛成されています。

20年選手も多数の地方議会で、全議案マル、反対を一度もされたことのない議員もいらっしゃるのかとは思いますが、
議案内容は把握されてから賛成していただきたいものです。

「長期欠席議員」の議論に、子どもが産める女性云々…と言ってる時点でよろしくないので、
飯能市議会として検討は進めるべきと考える、とハッキリ申し上げました。

飯能市議会では議会改革として議論はしていく、ということになりました。