大綱質疑と市長答弁

本日は終日、議案質疑でした。
一般会計予算案について、大綱質疑の通告を出しています。

質疑が通告制になり、大綱の定義は議論されるところ。
「大綱」でうかがいます。
(他会派さんの質疑は、一人会派で所管の常任委員会以外は中継もなく傍聴も身体が一つでは不可能なところなので、詳細な質疑や答弁が、実は参考になったりしています。)

【大綱質疑通告内容】

議案第20号 令和4年度飯能市一般会計予算(案)

1.今回の予算案、市長が特に力を入れておられる部分はどこでしょうか。

2.市民からは選挙において市長を変えるという意思表示とともに、市長の政策に対する期待があります。
本予算の編成において、前市政からの変化をどのように市政運営上示していかれるのかおうかがいします。

3.市財政の健全性高めるため、総合振興計画においても行財政改革の項目が列挙されています。
必要な支出をしていくために、本予算の編成において、財政の健全性を高める工夫はどのように進めていかれるのか。
ここは特に、市長の本気度をおうかがいいたします。

以上3点よろしくお願いいたします。

【市長答弁】

私から総括的に、私の考えをご答弁申し上げます。

まず1点目、予算案の中で特に力を入れている部分についてということでございますが、私自身、就任以来、初となる予算編成でもあったことから、特にと言うよりは、むしろ、全体・全部に力を入れたところでございます。
来年度は総合振興計画後期基本計画のスタートの年であり、総合振興計画に位置付けた基本的視点を相互に又は横断的に生かしつつ、各施策を連携、連動して全力で進めていきたいと考えております。中でもまちなか活性化の礎ともなる久下六道線のほか、長きに渡り待たせてしまっていると感じている区画整理地区については、投資すべき事業として必要な財政出動を図り、市民の皆さんが進捗を実感できるように積極的に進めてまいります。

次に2点目、市長が変わったことによる予算編成の変化についてでございます。前政権が良い悪いではなく、私としてはしっかりと市民生活に目を配っていきたいと考えております。市民とともにつくる飯能市をキャッチフレーズに職員とともに全力で実行するための予算を編成させていただきました。
子育て支援を始めとした福祉政策や地域のまちづくりとしての山間地域振興や地域の足の確保など、組織横断的に、また、地域を限定することなく地域間連携も踏まえ、明るい未来の飯能市に向けてしっかりと地に足をつけ、市民の期待に応えられるよう進めてまいります。

最後に3点目、財政の健全性についてでございます。まずは公約に掲げた借金を減らすことに取り組みたいと考えております。世代間の負担の公平性から地方債が持つ役割は十分に理解し必要性も感じてはいるものの頼ってはならないと考えております。しっかりとプライマリーバランスや財政健全化判断比率などに留意し健全性に配慮してまいります。
また、まちづくりの基本的視点に、対話と協働、持続可能、投資、行政改革などのキーワードを掲げさせていただきました。これらを踏まえ、自主財源の確保や市有資産の有効活用などにも積極的に取り組み、健全な財政運営、持続的な行政経営を進めてまいります。

令和4年度の予算編成においては、全ての部分において私の考えや思いというものを反映させていただいたところでございます。
今後も議員の皆様や市民の皆様との“対話”をとおして「市民のための市政」、「市民とともにつくる飯能市」の実現に邁進させていただきたいと存じます。