なぜ議員のプロフィール写真は20年くらい前のものが横行するのか

政治を志してみようかな…と思う女性が増えればいいなと思って、聞いてほしい言葉を一方的につれづれに綴ります。

【なぜ議員のプロフィール写真は20年くらい前のものが横行するのか】

今年は全国で成人式の中止や延期が相次ぎ
あの特別な輝きで希望にあふれる新成人の皆さまのお姿を拝見することができませんでした。

でも本当に、二十歳の新成人は若さに満ちて美しく、エネルギー弾ける、人生で特別な時。
新成人のみなさん、おめでとうございます。

次世代を担うみなさんが新しい世界を生み出していかれることを
心より期待し楽しみにしております。

私は、二十歳のお嬢さんが2人とさらに小学生1人分くらいのトシを重ねているので
みなさんの若さがまぶしくて目に沁みます。

最近もプロフィール写真を撮りなおしまして
確実に年数分の加齢が写し出されて、ため息ひとつ。

特に、最近の携帯は
アプリがとってもきれいに撮ってくれて
…というか、撮影モードを選んだだけで
自動的に修正までしてくれているので

それに目が慣れていて。

プロのヘアメイクさんとフォトグラファーさんの腕とライトをもって
3割増しくらい実物より美しく写った写真も

現物の直視したくないアレコレが写し出されて
加齢を目の当たりにしたところです。

最近は

「アプリじゃなく(いじるような)修正してないちゃんとしたプロフィール写真」

って、仕事で必要でなければ撮らないのかも知れませんね。

そのくらいアプリありきのこの時代にあっても
議員のプロフィール写真って、ちょっと異様だと思いませんか?

選挙写真をそのままプロフィール写真に使うことが
(その写真を覚えてもらえるので)業界では基本だとしても

20年くらい前の写真なんてゴロゴロあるし
ちょっと前まで「白黒?」みたいな写真もあったし

さすがにお撮り直しされた写真も、脊髄反射的に

「フォトショ」

と口走ってしまいそうなものも。

本人と識別できない写真がこれほどまでに横行するその要因に
私は、ある仮説を立てています

それは、政治の世界が【超おじさん社会】であるからに他ならないのではないかと。

脳科学的には、男女の外見に対する意識の違いについて

男性は意識の奥底で
「資源(お金や権力など)をいかに多く持つか」で自分の価値が決まることを知っているので、見た目は優先順位がその次になる。

対して女性は、「若さと健康」が繁殖能力や自分の評価、女としての価値に直結するため、どうしても外見を気にしてしまう。

などと説明されることがあります。

また、美容業界のセミナーで男性講師が、受講生のヘアメイクさんやデザイナーさんたちを前に、プロフィール写真は「盛る」ことを推奨してて

「男は女性とちがって、主な通信手段(SNSやLINEなど)のプロフィール写真がその人の顔と刷り込まれるもの。
さらに、リアルで会った時の顔が違っていたとしても、本気出して最高に綺麗な時はあのレベルだと勝手に自己補正する。だからプロフィール写真は盛った方が男性への受けはいい。」

と話していたのを聞いたことがあります。

要は男性の多くは、
写真うつりや実物との加齢による差など、あんまり気にしてないし、見ていないし、気が付かないことが多い。

そして、メイクやファッションで時代…というか、何年前かまでわかってしまう女性と違い
男性は、そこまで大きな変化はない。

多少、太ったとかご本人に変化があっても、自己補正してしまう。

なるほど、それなら
昔の自分の顔も、自分でみれば自分ですから
写真の撮り直しの必要性を感じないのでしょう。

そして、そのまま勤続20年や25年表彰を受けるほど時が経っても
写真はそのままの人が多い。

超おじさん社会において、写真が何年前のものか気にする人があまりいなければ
あっという間に20年くらい前の写真がそのままになっても、それはなんだか納得です。

対して、まだまだ少数の女性議員もまた
すっごく昔の写真や「盛る」という概念がなかったころの「THE修正」写真が
これまた健在ではあるのですが。

私の仮説では、この現象も
とはいえ、周囲にがおじさんばっかりなので

何年前の写真よーって感じよね!とか
修正している事実について

わかってはいても、気にする必要性を感じず、全否定の真逆の環境、

「やっぱり美人だなぁ!」
「昔から全然変わらないよ!」

といった本気の全肯定がリアルの会話として交わされている、その現実からではないかと思っています。

選挙写真をみて、フォトショだなんだと言われるのは、SNSの中の話。

本人と識別できない選挙ポスターの前には、笑顔でガッツポーズの候補者本人がいますし

党務で議員会館に行って、エレベータで小柄なご婦人と一緒になって
陳情に来られた人かな?と思っていたら
それが大物女性国会議員だと認識できた瞬間、不覚にも絶句してしまう私に対し
男性は、そもそもご婦人の顔をみていない。

年恰好がだいたい同じくらいの女性議員は

たとえ髪型が、ロングとショートで違っても
イメージカラーが違っても
身長も顔のタイプも全く違っても

その違いはわからないから、同じに見える。

私の経験だけでも、駅でビラ(市政報告)を配りながら
どうもこんにちはーーーと誰にでもニコニコしていたら
見知らぬおじさんから
「こないだ店行ったけど、休みだったでしょー」
と、一方的な人違いをされることもあるし

「このハゲーーー!」で、良くも悪くも注目区となった
埼玉4区の衆院選で、政党活動をしていた時には

タスキをしている年恰好が同じ女性というだけで
通りがかるおじさんから

「おい!トヨダマユコ!」

と呼ばれたことが本当に何度も何度もあって

これは本当に、細かいところは見てないというか
気が付かないんだと思う。

男性の脳のつくりが、もう根本的に。

だから

写真をそんなに頻繁にとる習慣がなかった
機材も技術もデジタルでなかった、そんな時代から

見た目は二の次な「資源」豊富な男性が、お金と権力渦巻く政治の世界で
写真なんて、決まった1枚があれば、わざわざ小まめに撮り直す必要性など感じもしなかったがゆえに

今なお、変化することなく時代が移ってしまって

不自然な修正だけは、需要があるというより
慣例になってしまっているというのが

多くの議員のプロフィール写真ではないかと
私はそう考えています。

こんなところも、女性議員が増えれば
自ず変わっていくんじゃないかと思います。

私が議員になる前、共に切磋琢磨してきた、周囲の女性社長たちは、
実に小まめに写真を撮り直し、その時々の会社の状況や事業によって
自分自身もブランディングしていました。

なので、私も無頓着ではいられず
自分のSNSのプロフィール写真を振り返ってみると
わりと小まめに変えていることに気付きました。

とても昔の写真は使えません。
地方議員の任期は4年。
4年前の写真なんて、日常ではきっちり4年分若く見えるのに、選挙ポスターは平気というのはやっぱり不思議。

女性議員が増えることで
毎回、最新の写真を使う議員が増えたら

気が付けば、20年くらい前の写真を疑いもせずプロフィールに使うという不思議な現象は
淘汰されていくように思っています。

長くなったので、次回に
ではなぜ、女性が写真をまめに撮り直して、こだわるのか。

特に、年齢を重ねること
昔の写真を使うことに

すごくすごく気を遣うその心境についてと

加齢の自覚についての男女のどうしようもない違いについて書いてみようと思います。

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