戦う相手を間違えない

政治を志してみようかな…と思う女性が増えればいいなと思って、聞いてほしい言葉を一方的につれづれに綴ります。

【戦う相手を間違えなければ、人は優しくなれる】

キャリア女性がターゲットの雑誌や書籍でよく語られることに

「旦那は敵じゃない」

というくだりがあります。

女性がキャリアを中断することなく
妊娠出産して、仕事でも輝こうと思ったら

どうにも産後と子育てが大変すぎる。

まだ体調も万全に戻っていないのに
子どもを預けるところを探すことから始まって
子どものお世話をして
家事をして
預けて
出勤して
仕事をこなして
迎えに行って
お世話をして
家事をして
寝かしつけて
家事をして明日に備えて

どんなにギリギリの綱渡りでも
子どもは病気になるし
職場だって戦わずして仕事はこなせない。

いったい、どうしろと?

と、泣きたくなるのは
産後の女性のホルモンバランスの変化も影響してて

そうなると、この怒りが一気に目の前にいる

使えない大人=旦那

に、向きがちだけど
そいつは敵じゃない。

味方だから、共にこの時期を乗り越えたほうが得策で
そのためには…といった話が山盛りあるのです。

(かなり乱暴に書いています。今日の話はここじゃないので。)

産後のやっぱり大変な時期を乗り切るには
助けてくれる味方が多ければ多いほどよいし

仕事も一人ではできないから
組織内で色々あったとして、目指すところが同じなら
やはり仲間意識のあるなしにかかわらず、うまくやっていかないといけない。

超車社会の飯能市で、私が朝の駅に立っていると
毎朝毎朝、旦那さんを送る奥さんの車が同じ時間に来ます。

時間はまちまちだけど、きっと帰りのお迎えも毎日のルーチンで
旦那さんが帰ってくるまで、自分の気分で飲んだり、お風呂入ってすっぴんになったり
出来ないんだろうなぁ…すごいなぁ…

と、尊敬しかないのですが

ほとんどの旦那さんもまた、車から降りたら、ちゃんとお礼を言って行ってきます言って
必ず、駅に向かう途中で一度振り返って、手を振って奥さんの車がロータリーを出るのを
確認する旦那さん率、実はかなり高いです。

大切で、決してどうでもよくない相手だからこそ
ぶつかったり、不平不満が出たり、感情をぶつけたり
時に腹も立つわけですが

そこは戦うところじゃない。

戦う相手さえ間違えなければ
人は人といい関係を育てられるのかなとか、そんなことを考えています。

議員は公人だから、という理由で
随分なことを言われることがあります。

それでよく、大変ねとか、私には絶対無理、とか
心配されたり、やっぱり政治とかかかわると怖いって思われることが多くて

それは確かにその通りで
そう思われちゃうだろうな~と思うんですけど

でも、そう恐れることもないんです。

慣れれば(笑)。
そして戦う相手を間違えなければ。

例えば

SNSで言われ放題、書かれ放題。

基本は無反応が正解と考えますが
「無視をした」「都合の悪いことは口を閉ざす」とエスカレート。

論理の飛躍をさらに超えて
人間性の否定や議員辞めろに着地することが多いです。

私個人の例としては、「飯能の人間じゃない」「どうせ出ていく」「出ていけ」もわりとセットです。

(有名人と違って、死ねは言われたことはないです)

いたずらに傷付ける言葉を乱発する見知らぬ人。
会うことも声聞くこともない人の百四十字。

そんなの、戦う相手じゃない。

もう少し、丁寧で慎重な対応が必要なのは
リアルな有権者からの、「陳情」という名のご意見。

議員たるもの、有権者の声を聞き、それを政策で実行していくのが仕事。
陳情も来ないようでは働いているとは言えません。

中には、無理難題や私利私欲の要求
市民のためとか言いながら選挙の時だけかといった強要めいた依頼もあります。

誠心誠意対応しても、期待した結果にならないと、ひどく責められることも。

でも、大丈夫。
よく聞いて、調査をして、解決策を探して、自分の立場でできることを、可能な限りやるだけです。
ただ粛々と。

権限のないことはできません。

これも戦うところじゃない。

そして、最も深刻なのは。
政治という「超おじさん社会」におけるハラスメントです。

権力欲渦巻くこの業界で、20年25年30年…の議員にとって
自分に傅かない新人、しかも女は
強烈に、自分のメンツにかかわる潰すべき存在と認識されるようで

絶対に有権者の目につかないところで
ひどいハラスメントを受けることがあるかもしれません。

政治の世界に限らず、多くの女性が経験のあるところでしょう。

ここは戦うところです。

でも、ひとつ気を付けたいのは
例えば「下衆はどこまでも下衆」という言葉しかでてこない相手も

議員は選挙で選ばれている以上
それは民意です。

だから私は、議員個人を否定することは、絶対にしません。
投票した有権者を否定することになるからです。

では、何を戦うかと言えば
議場で、議会で、公式に発言して、指摘して、提案して、議論する。

当たり前のことを、真面目にやるだけです。

公的な場でさえも、野次ったり凄んだり圧力をかけたり
数の力で、全くもって理不尽なことをされるのも、
残念ながら地方議会の現実ですが

それでも、ブレない媚びない屈さない。

ただ粛々と当たり前の仕事をするだけです。

本来の、本筋・本業・専門分野で戦えるだけの実力を身につけること。
そこで負けないこと。

こんなの、社会経験がある女性には当然のことで
そう難しいことじゃない。

政治の世界は、かなり独特だけれど
だからといって、優秀な女性たちがそう簡単に潰されるものでもないのです。

これまではそうだったかもしれないけれど
もう、これからの時代は政治の世界にかかわると

どんどん人相が悪くなるようなことはなくて

戦うところを間違えなければ、決して特異な仕事でもないし
戦う相手を間違えなければ、人は優しくなれるもの。

優しくなければ、誰かの役になんて立てないと思うから。

あなたの優しさと相手を間違えずに戦える意思を必要としている業界です!

坂井えつこメールフォーム
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