中央地区行政センター(俳句・短歌・川柳)

中央地区行政センター、1階の展示スペースで
飯能市内で活動する、俳句・短歌・川柳の各団体による作品展示が開催されています。

私も、飯能歌人会に入会して、毎月、加治地区行政センターで学習しているので
先日の市民文化のつどい、短歌大会に続き、作品を提出、展示していただいています。

短歌については、私は「俵万智以降の世代」といいましょうか
サラダ記念日が空前の大ヒット、社会現象を巻き起こした時がちょうど中学生。
学校で習った古典作品よりも、強烈に短歌といえば現代口語で綴られた俵万智がインプットされ
当時ひっぱりだこだった講演会も聞きに行きましたし
文化祭などでは、サラダ記念日風の短歌がキャッチフレーズにも各出し物にも溢れるブームでした。

新卒で国語科の高校教諭になった時には、すでに教科書にも俵万智作品が採用されていて
そんな背景もあって、短歌の古典文法を学ぶより、その後続々と世に出た歌人同様に
普段使う言葉で、短歌を作りたいと思っています。

ですが。。。
一緒に学習させていただく、もしくは短歌大会などでお会いする皆さま方は
人生も短歌歴も大先輩。
人生の重みが滲み出る作品に、なかなか私の短歌は一人浮いてしまったり。
使う言葉が、賛否両論以前に、全く通じなかったり。
歌評をいただこうにも、みなさんに「全くわかりません」と言われてしまったり。

まだ、全くまともに学習に参加もできていない状況ですが
それでも懲りずに作品を出させていただいています。

「日本の夜は漆黒」そのことば 味わう君の自由が嬉し…悦子

これは、フィンランドから来たという旅の青年と都内で会話した時のことをうたっています。

フィンランドでムーミンはどんな存在ですか?私が住んでいる東京の隣、埼玉県の飯能市には、フィンランド以外では世界初のムーミンランドができます。今、飯能ではとてもフィンランドに関心が高いです。例えば…等々、

カタコトの英語で話をしていて、では、日本で一番のあなたのお気に入りはなんですか?という私の問いに、日本の夜の暗さについて、とても熱心に語ってくれました。

白夜の国ですね。
日本との夜の違いについて、とても興味深い話を聞けました。

私も娘には、世界中どこでも行っていいよ!と常々言っていますが
フィンランドの若者が、はるばる日本にきて、夜の違いに日本の良さを見出してくれてるなんて

自由でいいなぁ
若い人にはどんどん世界に出てほしいなぁ

そう感じた時の歌です。

歌評では、「そんな長い説明を聞かないと全くわからない」と言われてしまいましたが。。。

飯能市内、各公民館で文化祭が開催されます。

私は、次は加治公民館で、やはり短歌の作品を出させていただきます。
加治公民館の文化祭は11月16日~18日。
18日(日)の午前中は、お当番で会場におります。

ぜひお出かけくださいませ。