飯能まちなか未来シンポジウム

【飯能まちなか未来シンポジウム】
今年度は、常任委員会経済建設委員会の協議会、都市計画審議会で計画策定に様々関わってきた「飯能まちなか未来ビジョン」。
既にHP等で公開されていますが、令和6年度のスタートを前にビジョンの発表と、市民・事業者・行政が一体となった公民連携による持続可能なまちづくりの推進を目的としたシンポジウムが開催されました。

ビジョンの策定にあたっては、企業、事業者との意見交換や市民ワークショップ、市内中学生アンケート調査や街頭インタビュー調査など、新しい工夫で多くの声を反映し策定された内容となっています。

今後のまちづくりのキーワードとなる公民連携やウォーカブルの実現に向けての道標となるビジョンであり、ここから具体的なアクションプランや施策が組まれていきます。

まちづくりの未来は、想像して楽しくなるビジョンが大切ですが、中長期的な計画実現への実験・実証、大掛かりな環境整備は課題や意見の対立も多くあります。

まちなかエリアの今後のポイントは、中央地区行政センター跡地の利活用と久下六道線の整備が大きな論点となると思います。
次の市議選、市長選でも判断基準の一つとなると考えています。

第2部は

姫路で姫路城に続く通りでほこみちを手掛ける梶原伸介氏による基調講演「道と生きる~創り育てるグラウンドレベル~」

全国でも広がるほこみちの取り組みですが、先駆的にプロジェクトを仕掛けてきた梶原さんから、実際の事例紹介とご自身の経験談。

大前提となるのは、事業者としてしっかりお金を稼ぐ
補助金をもらうことから以下に収益をあげていくかの考えへ。

パブリックを使うということは、それだけシビアな目も向けられる。
お金を回し、還元し、次につなげていくこと。

ボランティアはほどほどに
しんどいことは続かない。

関わり方のグラデーションをデザインすること。
小さくてもいいからアクションする。

ベンチあるだけいい
まちなかにベンチがあると人は座る
座れる場所は重要

簡単なこと、できることからを積み重ねていくことで未来が見えてくる。

現在進行形で、自ら事業者として最前線に立つ視点からの言葉は多くのエッセンスが詰まっていました。

第3部では

まちづくりに関わる市民、団体、事業者のみなさんのトークセッション。
ビジョンについて、賑わいづくり、森林文化都市、まちなかウォーカブルといったテーマでそれぞれの立場からのご意見が出されていました。

まちづくりはイベント、つながり、空き店舗活用、居場所、空間創出、歴史文化伝統の継承、産業振興から道路整備まで多岐に渡ります。

公民連携は大きなテーマであり、どのように役割分担をして、意思決定をして進めていくか。
私自身の立場からも実現可能な政策を提案できるよう引き続き尽くしてまいります。