議会運営委員会のオンライン行政視察(福島市)

議会運営委員会の行政視察がオンラインで開催されました。
視察先は、福島県福島市議会様。

本来、7月に実際に福島市へ視察に行かせていただく予定でしたが、コロナ感染拡大の影響により、やむなく中止。とても残念に思っていましたが、あらためて、オンラインでの視察を受け入れていただき、本日実施となりました。

視察内容は「常任委員会所管事務調査について」。

飯能市議会でも来年度からの導入に向けた準備を進めてきており、実際に導入されている事例を学ばせていただく事で大変参考になりました。

地方分権の観点から、議会の政策立案機能は重要であり、常任委員会において、市政や地域の課題を取り上げ、議論・検討を重ねてその成果を市政に反映させるためにも、法的にその権限が付与されている所管事務調査の活用は有効な手段です。
常任委員会の活性化、議会の機能の充実に向け、引き続き導入に向けての検討を重ねます。

飯能市議会では、議会改革の取り組みとして、昨年の改選後から常任委員会の所管事務調査をはじめ、議員提案政策条例制定の指針策定、市議会基本条例や委員会条例の見直し、通年議会の検討、費用弁償の見直し、広報や報告会・意見交換会の実施要綱について、パブリックコメント実施要綱など広く議論しています。

議会改革については、一概に他市と比較できませんが、同規模自治体との比較において、タブレット導入によるペーパレス化の徹底、定数や報酬、政務活動費の削減による経費節減、特に政務活動費は厳しく運用されているなど、出来ていないところのみならず、成果がでているところも発信していきたいと考えています。

福島市議会事務局様からは丁寧なご説明をいただき、議長さまのお話から、東日本大震災の原発被害から11年が経過して今なお復興への道のりが続いていることに、あらためて実際に福島へ足を運ぼうと思いました。

本日のオンライン視察を受け入れていただき、心より感謝申し上げます。