「市長と語る!ふれあいミーティング」について

「市長と語る!ふれあいミーティング」について
全会場をコンプリートで回っておられる議員もあることから

ミーティングに対する各議員の評価についても
市民から厳しい目が向けられており

「出席して情報発信する議員」そのものが批判されることへの偏重傾向は感じるところがあるものの
「詳細な報告を」というお声は当然かと考えますので
加治地区行政センターでの回につきまして、詳細内容をご報告を致します。

まず、市長公約であるこのミーティングについて
出席者があらかじめ市側が選定した立場の方(各自治会役員さんや民生委員さん、団体役員さん他)に限定されていたことについては
私も多くの厳しいお声をいただきました。

本来は、どなたでもご来場いただけるよう
特に日常的に市長と話す機会のない方にこそご参加いただきやすいように開催することが
公約に適う形であったと認識しています。

しかしながら、開催が決定した時点では
市内では日々、新型コロナウィルス感染症の陽性者が増え続けており
感染拡大防止の観点からの規模の縮小はやむを得ない状況であったとも考えます。

その上で、それでも第一歩として今回開催されたことは
新井市政の誠実な姿勢と考えるころで、今後につながるものと期待しています。

市が選んだ人だけでやるのは意味がない
やらない方がマシ
阿須山中問題から逃げるために入れたくない市民を排除している

上記のようなご意見が、私のもとへも寄せられておりましたが
今回は、それでも開催されたこと自体は決して無意味ではなく

今後はそうしたお声にもおこたえできる形での開催が模索されるものと考えるところです。

内容につきましては
まず、令和4年度が市の最上位計画である「第5次飯能市総合振興計画後期基本計画」のスタート年度であり、
その策定がなされた令和3年度に市長が変わったことにより
新井市政の基本理念が強く打ち出されています。

選挙で訴えた公約が盛り込まれているのですが
選挙の演説で話すのと

現職市長が自ら、総合振興計画に盛り込まれた
新井市政の基本理念や重点施策、新たな取り組みや目指すところを
直接市民の皆さまに説明するのは、全く意味が異なります

対話重視の新井市政の誠実さが感じられ
今後も継続していただきたい有意義なミーティングであると評価するところです。

基本理念や重点施策については
私の市政報告でもご説明しておりますので、お読みいただければ幸いです。

市政報告

また、会場が市内の行政センターであり
各地域の課題や関連事業について、詳細な説明がありました。

ここは、開催場所により、資料も内容も異なっています。

加治地区行政センターの場合は、
土地区画整理事業の加速化、阿須小久保線整備、元加治駅南口の開設、清川橋の架け替えなどです。

これらは新井市長の専門分野でもあり、市長が特に力を入れてきたところですので
説明にも熱が入り、地域のみなさまにもよく伝わったのではないでしょうか。

質疑応答では、市長が全ての質問に直接、答えました。
内容は、子どもたちのスポーツ分野での安全確保、阿須ガードの工事について、地域交通の確保、阿須山中土地有効活用事業への提案、
住民自治と行政の協力関係についてなど、
参加者の皆様が、日頃よりご尽力いただいている取り組みにおいての課題や要望で、まさに貴重な市民のお声でした。

私の住む笠縫の自治会長からは、自治会の抱える切実な課題や今後について意見交換がなされました。

いつも自治会長とは、住民自治についてよく議論させていただいています。
自治会が市に要望するだけでなく、地域住民がいかにつながりを持ち、ネットワークを活かし、災害や緊急時に
セーフティーネットとして機能するか。
そのために、地域住民が主体的にやれることは何か、といった議論です。

その上で、自治会活動においては
例えば、市の広報ひとつ配るだけでも、ブロック長が100冊ほどを各班長に届けることが難しい高齢世帯が増え
そうした仕事が身体的に無理だから、役ができないからと自治会をやめてしまう。
すると、つながりが断たれ、高齢世帯にこそ必要な支援が届かないなど

時代に合わせて、あるべき自治会と行政の役割分担が変化してきており
それをどう協力していくのか、という問題提起でした。

新井市長は、「今すぐ答えが出せないが、自治会は絶対に必要であり、いただいた課題について、早急に検討し、方法を考えたい」
という趣旨の答弁をされていました。

これも、市長が直接、市民の方に「検討します」と答えることは
大きな意味を持ちます。

議会での議論と異なる、市長と市民との直接の意見交換は
今後も継続していただくべき重要な取り組みと考えるところです。

今回の開催が、広く誰でも参加できる形ではなかったことで批判するのではなく
今後はそうした厳しいお声にもこたえうる開催方法を検討いただき
更に有意義な機会へと発展するよう期待しています。

活動報告

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