【身を切る改革の寄付先をご紹介します】
日本維新の会ではすべての所属議員が、党の規定と一律の計算式に則った額の議員報酬をカットしています。
私のような地方議員で、各自治体での議員報酬削減に至らない場合は
その額を寄附することになっています。
埼玉県総支部の場合は、毎月、既定の額を総支部の口座に振り込み
間違いなく身を切っていることを総支部が管理しますが
そこから先、どこに寄付をするかは
*公職選挙法に違反しないよう全責任を議員個人が持って
*自分の政策や理念に基づき、寄付をしたい団体等へ
寄付をする流れです。
私は飯能市議会において
「日本維新の会の身を切る改革は
あたかも議員報酬を自分だけ削減しているかのように市民を騙す行為であり
実際には、満額の議員報酬を受け取りながら、議会において身を切る改革を行っていると発言することは
市民に対する欺瞞である」
として、議場での謝罪と一般質問における発言の取り消しを要求された経緯などもあり
これまで、通帳や振り込みのレシートをSNSに載せたり
寄付控除を受けられないように、明細等を燃やすパフォーマンスもしたことはありませんが
今回は、ぜひ皆さんに知っていただきたいプロジェクトと団体に寄付をしましたので
ご紹介したいと思います。
まずご紹介するのは【道東ホースタウンプロジェクト】です。
(画像は公式Facebookより)
これは、軍馬生産から続く乗用馬文化と美しい自然を活かし、「馬を核とした地域づくり」を目指す、標茶町と民間事業者による官民連携プロジェクト。
その事業の中に、乗用馬引退後の馬たちがのんびり余生をすごす場所をつくる取り組みがあります。
競走馬を引退して、セカンドキャリアで乗馬クラブなどで活躍した馬たち、がんばった馬たちの「終の棲家」として
北海道標茶町の豊かな自然と馬の飼育に適した環境を活かす取り組みです。
私は、競馬は全くやったことがないのですが
動物好きから、趣味で乗馬をやっていて、飯能市と隣接する狭山市の乗馬クラブにちょこちょこ通っています。
実は乗馬は、20代の頃に一度挫折していて、
凝り性で真面目にコツコツ型の私が続かなかった理由は
当時暮らしていた神戸の実家からクラブへは
大荷物の道具を持って、電車を乗り継いて、シャトルバス運行の時間に合わせて
休日に1日がかりで通うのが難しかったから。
今は、自宅から車で15分くらい。
道具は車に乗せっぱなしです。
かくして、地道に通っている乗馬クラブの掲示板で
昨年2021年にメルボルン号とダンサー号が
今年2022年はフォルテ号が
標茶町に移住したことを知り
このプロジェクトを知りました。
このプロジェクトを支援している標茶町に寄付させていただきました。
乗馬クラブにいる馬たちは、ほとんどがサラブレッドです。
競馬をやったことない私でさえも名前を知っている有名馬が、お父さんお母さんの馬がたくさんいて
どれだけのサラブレッドが生まれて
どれだけの馬たちが競走馬で活躍して
どれだけの引退した競走馬が乗馬クラブにいるのだろう…
ということを、いつも考えながら馬と接してきました。
猫のTNR活動や保護犬、保護猫などは、殺処分ゼロを目指してよく議論されますが
動物愛護は全員が納得する答えは難しく、法規制や業界の仕組みなど大きな課題があり
さらにペットではないので、今ここで引退馬問題について、問題提起や議論は簡単にできません。
それでも、出来ることはあると信じ
「終の棲家」をつくり「のんびり余生を過ごす」場所としての官民連携の取り組みに賛同し
寄付をさせていただきました。
こうしてご紹介することで、引退馬問題にも関心が高まればと
微力ながら尽くしていきたいと考えています。
走り終えた競走馬たちのその後を考えるサイト
こちらは身を切る改革の寄付とは全く関連はないのですが
日本初の引退馬問題占用メディアサイト
Loveuma.(ラヴーマ)もご紹介します。
こちらのサイトによると、Googleで検索される関連ワードの月間件数は
競馬関連…300~350万件
乗馬…約2万件
引退馬…4000~6000件
だそうです。
まだまだ関心が低いという数字だと思います。
こちらでも寄付を募っていますが、サイトは無料。
様々な「走り終えた競走馬たちのその後を考える」情報を得ることができます。
(今回、坂井は身を切る改革の寄付はこのサイトにはしていません。ご紹介です)
少し余談になりますが。
乗馬で活躍中の子も、性格や気性はそれぞれ。
気性の荒い子も当然いますので
どんなに上級者クラスの人でも、ベテランの先生でも
蹴られたり噛まれたりして、ケガをすることは珍しくありません。
政治の世界は、数と権力なので
「暴れ馬は抑えとけ」とか「暴れ馬は乗りこなせないなら潰しとけ」とか
そういう感覚で「暴れ馬」っていう人もいるんですけど
それって多分、馬と接する機会がないからだと思っています。
馬装したりお世話したりしてるときに、攻撃的で危険な子も
乗ってしまえば、すごくいい馬です。
なんたってサラブレッドです。
馬も人をみますから、私では怖くて近づけない馬も
先生が来たらおとなしくなります。
馬のことをよく知っている、接し方の知識と経験が違うからだと思います。
人もまた、力づくで抑えようなんて、馬だったら一瞬で落馬したり噛まれたり蹴られたりで大けが。
相手のことを知ろうとして、接し方を学んで、スタートに立たせて
走ったらすごいって、能力を発揮してもらうのが
人材活用とかマネジメントなんだろうなとか
馬から学ぶことは多いです。
話がそれました。
動物愛護を政策にあげる政治家は多いですから
引退馬問題にも関心が高まるよう、今後も地道に寄付を続けたいと思います。