埼玉を5秒で表すキャッチコピー

政治を志してみようかな…と思う女性が増えればいいなと思って、聞いてほしい言葉を一方的につれづれに綴っています。

前回、今年は埼玉について発信すると決めた理由と
その導入的に、朝ドラの舞台になるまでに埼玉が80番も待ったことを書きました。

「切り捨てられた私が埼玉を語る」
https://sakaietsuko.net/blog/5895/

全国47都道府県でアンカーを務めたNHKの朝ドラ
埼玉は小江戸・川越が舞台の「つばさ」。

そのエンディング5秒は、彩の国(埼玉県のこと)各地の家族や地域、仕事等さまざまな絆で結ばれた人々を案内していました。

5秒ですよ、5秒。
映像があるとはいえ、エレベータトークでも20秒くらいは想定されるのに、5秒です。
5秒でわがまち自慢を伝えきる、NHKで放映されたらそれはそれは…これは、相当難易度の高い、でも絶対に掴みたい絶好のチャンスです。

(ちょっと話逸れますが、エレベータトークは、ビジネスや特に起業関連のセミナーなどでわりと必ずくらい言われるところで、「もしエレベーターで総理大臣とか憧れの社長、エンジェル投資家と乗り合わせた時、20秒であなたのビジネスを伝えて、相手の心を掴めるか!?」というものです。私も女性起業家ブームにちょっと乗っていた時、練習した記憶が…)

その紹介キャッチコピーが、あらためて読めば読むほど考察が広がる。

それぞれの自治体が5秒で伝えようとしたわがまち自慢を読み直していて、ふと、すごい法則に気付いてしまいました。

もちろん、一切の迷いなく独断と偏見です。
さらに身内なので遠慮もなく、クレームは受付けませんが、書きたいので書きます。

埼玉維新メンバーのキャラとキャッチコピーが不思議と一致している

もぅ、このキャッチコピー。
自治体によって見事にバラバラです。それぞれの自治体がそれぞれに考えたのでしょうか。

その個性豊かなキャッチコピーを、所属政党・日本維新の会の埼玉県総支部メンバー、つまり現職議員のいる自治体ごとにみていくと、(繰り返しますが私の独断と偏見で)不思議なくらい各メンバーのキャラとキャッチコピーの印象が一致しているように思えてきました。

40の市、22の町、1つの村、63市町村ある埼玉県。市の数40は日本の都道府県で最多、市町村数63は北海道、長野県に次いで日本国内第3位の埼玉県。

その63市町村キャチコピーの中でも、群を抜いて、真面目で模範的。
「THE自治体キャッチコピー!」な蕨市(わらび)。

「江戸時代から続くウナギの味
和楽備(わらび)茶漬けで町おこし!」

当該市の維新議員は、中野たかです。

63市町村キャッチコピーの中で、群を抜いて、秒でツッコミたくなるのが八潮市。
それも笑って。

「白玉粉製造」

当該市の維新議員は、川井たかしです。

このWたかちゃんの対比だけでも、既にキャッチコピーと埼玉維新の関係をあまりにも物語っている。

とっ散らかり感ハンパないって!
大合併で色々ありすぎて、逆に何かわからなくなってしまっているのではとさえ感じるさいたま市。

「目指せ! Jリーガー
サッカー大好き!
盆栽に夢を見つけて
小さな園の大きなクマキチ
晴れの日を撮りつづけ
わが町のオグリキャップ
尺八で懐かしのメロディー
素材(チタン)は硬いがアタマは柔らか」

当該市の維新議員は、国会議員・沢田良です。

昭和37年に公開された映画。大女優・吉永小百合さんが主演だった…
時代背景を考えても、県内の地の利等々を考えても、キャッチコピーそこでいいのか感がどうにも否めない川口市。

「”キューポラの町”今も
世代を超えるベーゴマの輪
キューポラ定食で鉄分補給
涼を呼ぶ“釣り忍”」

当該市の維新議員は、国会議員・高橋英明です。
埼玉県総支部の代表です。

この国会議員二人の対比も、なかなかキャッチコピーが表してくれているという不思議。

なんだかほほえましいのが美里町。
このキャッチコピーはきっと誰にも好印象。

「夏の夜の夢咲かせます
ベリーグッドなブルーベリー」

当該町の維新議員は、あらい英行です。

1つ1つ真面目。内容も地方自治体のキャッチコピーとしてよい題材。
なのにパッとしない。本来のポテンシャルが全く活かせていない、よいはずなのになんか…なのが飯能市。

「復興を支えた林とともに
廃材でカヌー作ってます!
天まで届け 青春の音色
明治の浪漫(ろまん)で町おこし
安全と快適を守って80年」

当該市の維新議員は、坂井えつこです。

この2人は、埼玉県総支部の飛び地コンビです。

ほとんどの自治体が地場産や名物などを打ち出す中、異彩を放っているのが上尾市。

「チームワークで防げ!水の事故」

当該市の維新議員は、津田まさのりです。
埼玉県総支部の幹事長に、1期目の地方市議でありながら大抜擢されたばかり。
チームワークという言葉を使えるのはメンバー内でまさに彼一人。なんだかピッタリです。
水の事故というのもこれまたピッタリ。
彼は遠くで火の事故があろうものなら、自ら運転して飛び込みに行くからです。

津田幹事長の前の前、私が入党した当初の幹事長時代は
今の埼玉維新と全く違っていました。

幹事長(当時)の個人商店と揶揄されることもありましたが
イメージは、埼玉4区とその沿線で固める、30代男子校。
ホスト集団にみえるくらいの(?)若手イケメンで揃えてありました。

当時の現職と市政対策委員(公認候補の予定者)がいた自治体のキャッチコピーを並べてみると、あら不思議。
あの統一感がそのままです。

「志木市 カッパの町の看板娘
新座市 特産にんじん甘さで勝負!
和光市 江戸の民家を守ります
朝霞市 フルート作りに魅せられて
*富士見市 演劇で地域にパワーを

(*は現在の現職議員と異なります。あくまで当時)」

ここに私が入ったら、崩れるかというと実はそうでもなくて
選挙区や沿線は異なりますが、現在の総支部がある川口やさいたま市より
断然近いし

男子校に女性議員は総支部のイメージアップとして必要だった。
必須要因として私が加入したわけです。

更に、私の住む飯能市は埼玉9区ですが
政党の選挙区調整により、幹事長(当時)は9区からも出馬しており
当時4歳とかだった娘が、飯能駅で活動してた本人と握手していますし
今現在の埼玉メンバーの中で、彼の名前を投票用紙に書いたことがあるのは
私と佐久間ケンタ朝霞市議だけだと思われるので

当時の私は、今ほど飛び地感がなかったんですよね。

ずいぶん昔話になってしまいました。
その娘も中学生です。

昔話ついでに。
どうしてもスルーできないのが入間市。

「お茶と歩む”夫婦道”」

入間市は狭山茶の産地。
狭山茶というブランドを使っていますが、狭山市ではなく入間市の金子地区で特に生産されている、ということに、入間の人は大変な誇りを持っています。

これは私が入間市のコミュニティFMでわりと長くパーソナリティをしていて実感したこと。
ホリエモンこと堀江貴文氏の講演が入間であった際、私も取材をさせていただいたのですが
インタビューするのは生粋の入間っ子キャスター。

彼女はとにかく狭山茶のこと、入間が産地なことをアピールして、堀江氏からコメントを引き出そうとしていました。
ホリエモンの答えは「僕は八女の出身なんで、茶畑なんてわざわざ見たくもないです」でしたが。。。

取材の現場にいて、他人事でなんなんですけど、その時しみじみと

「ホリエモンにどうしても聞きたいことが、お茶かーーー」

と、入間っ子の心意気を感じたものです。

そんな入間のキャッチコピーにある「夫婦道」は
2007年にTBS系列で放送された、武田鉄矢主演の連続テレビドラマです。
他局です。

入間市で狭山茶の茶園業を営む夫婦を中心とした家族の人間模様を描いたホームドラマ。
お茶をこよなく愛し、おいしいお茶を作ることに情熱を注ぐ人たちがリアルに描かれ、狭山茶の大変なPRでもありました。
特に金子地区が舞台というのが入間市内では話題で、本仮屋ユイカちゃんが金子の茶畑を自転車で走った時は、それはそれは市をあげての大きな話題、大騒ぎ。

ドラマ放送当時、入間市のコミュニティFMで3時間の生放送、J-POPのカウントダウン番組を担当していた私も、あらゆるところでお茶の話題を詰め込んで放送していました。

2009年のつばさよりも、天下の国営放送朝ドラよりも、入間と言えば夫婦道。
狭山茶の産地なのだという、地元愛を感じずにいられません。

と。

好き勝手書いてきましたが、キャッチコピーって難しいですよね。
5秒で誰かに伝えるなんて。
すごいことです。

私も選挙のたびに、ウグイスをやりながら
候補者のキャッチを連呼してきました。

「ミサトのマサト!」
「しちはちくーじゅう、くじゅうです」

「あなたの横に寄り添うタテです」
「維新のりょうま!」
「小林まさよし、まさによし!」
「ワラビーのいるニュージーランドから帰国しました蕨市へ」

・・・まぁ。
仕方ないですよ。

キャッチコピーが得意だったら
ぜひぜひ私までご連絡下さい。

一緒にウグイスやりましょう。

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