ダメ母とイクメンの家事育児スキルまぁまぁ一緒という持論は正しいか

政治を志してみようかな…と思う女性が増えればいいなと思って、聞いてほしい言葉を一方的につれづれに綴っています。

その効果を測定は一度もしてません(笑)
今回も、つれづれに持論は展開しますが、その検証はする予定はありません。。。

すっかり、このブログを書いていませんでしたが、その間に衆議院議員選挙が終わりました。
4年ぶりの衆院選。

選挙とは、本当に様々な思いが交錯します。

今回、私は、所属する国政政党・日本維新の会の埼玉県総支部の特別党員(現職の議員)として
日本維新の会の公認で出馬した4人の候補者のうち

高橋英明という埼玉2区(川口市)の候補者担当となりました。

選挙中のみならず
議員の活動には、選挙を意識したものが欠かせません。

駅に立ってご挨拶したり
街頭演説をしたり。

そうした活動をする際、本来は国政政党の所属である場合
その政党の

国会議員
都道府県議会議員
市区町村議会議員

と、共に活動することになります。

皆さんに一番身近な市区町村議会議員は
例えば私は、飯能市議なので、飯能市民のみなさんから、選んでいただいて
飯能市政に関することだけを議会で扱います。

都道府県議は
それぞれの選挙区から選ばれますので
同じく、飯能市民から選んでいただいて県議として働きますが
飯能市に関することも含め、埼玉県全体の仕事にあたるものを議会で扱います。
内容が埼玉県に関することなので、広域になります。

国会議員は
選挙区が広くなって
例えば、私の住む飯能市は埼玉9区という選挙区なので
飯能市・日高市・狭山市・入間市といった近隣の自治体に住むみなさんから選んでもらうことになります。

さらに、選挙区だけでなく、政党だけを選ぶ「比例」という制度もあって
選挙区に住むみなさんからは、他の候補者が選ばれて当選しても
「比例復活」で後から当選する場合もあります。

この比例は、埼玉県の場合、「北関東ブロック」になるので
さらにどーーーん!と広くなって
埼玉県・群馬県・栃木県・茨城県の全部のみなさんから選んでいただいたことになります。
これは広い。

どちらも、扱うのは国に関することです。
国を動かすわけですね。

こうして説明して、おわかりいただけると思いますが
私を選んで下さった飯能市民のみなさんには、およそなじみのない
「川口市」という電車で1時間半、乗り換え3回の街へ
連日、朝早く家を出ていって、夜遅く帰ってくるという

昭和のサラリーマンに匹敵、イヤ真っ青レベルの長時間通勤・長時間労働をすることになります。

これについては、議員として政治に関わる人間として
言いたいことは山ほどありますし

なんで坂井を選んだ飯能市民に全く関係ない川口まで毎日行っているのか?
お前は飯能市と市民ののために働くと言って選挙に当選したんじゃないのか?

というお声をこの5年間浴び続けて
それはそれは心がボロ雑巾のようになってはいるのですが

ここでは、それはぐっと我慢して、横に置いておきたい。

そしてそもそもを、ちょっと振り返っていただきたい。

「子どもどうしてるんですか?」

 

この答えを明確にできる女性議員は、まだこの国にいないのではないかと思います。

自分の親を頼ったり
家族をフル稼働させたり
あらゆる子育てサポートサービスを利用したり

選挙というまさに戦火の中で
必死過ぎて、気が付けば生き延びていたけれど

無傷では決してない。子どもまで負傷させてそれでも戦っている。

それが、現実だと思います。

選挙中だけが選挙ではない。
何年も何年も、議員である以上、

朝の駅に立って通勤通学のみなさんをいってらっしゃいとお見送りし
夜の駅に立って、通勤通学のみなさんをおかえりなさいとお迎えする。

自分の子どもが誰にいってらっしゃいと送り出され
おかえりなさいと迎えられているのか。

未就学児だったら、まだ一人では生きられない幼子が
どうやってその命をつないでいるのか。

これは、とても言いたくない、ひどい現実があります。

例えば、私が飯能市議として飯能市でだけ活動しているぶんには
自分で、子どもを優先しながら、スケジュールを決めたり
活動内容を変えることは出来ます。

支援者のみなさんも、顔が見えているから
とっても理解してくれて、むしろ助けていただいて、活動をさせていただいている状況。

こうした地方議員には、無所属や地域政党で活動して
国政政党には属さない方が多いのも、そうした理由が大きいかも知れません。

ママ議員さんもすっかり増えましたし
政策も、ママ目線、母親目線を強く打ち出した方が活躍されています。

もし、あなたが絶対に子育てが優先で、子どもを犠牲にするような働き方は選択しない、とか
自分の親や家族に頼れないとか、
シングルマザーで一人で子育てしてるけど
でも、だからこそ変えたい!

といった確固たる思いがあれば、地方議員は選択肢としてぜひぜひ推したいと思いますし
無所属や地域政党で活動される検討もありだと思います。

(国政政党に属している私が言うのもアレですが…)

ここからは、全くの私の偏見ですが
国政政党の公認だと様々支援が受けられて、だから戦えるしそれで当選出来ることもある。

何より、政党の理念に賛同して、皆でこの国を変えていこう!という思いがあるのは
議員としての一筋の道、政治信条となります。

同時に、

ママなので
子どもがいるので
シングルマザーなので
実家が遠いので

等々の個人的な事情で、政党の活動や選挙活動を変えるわけにもいかなくなる。

上記のように、その対策としてどれほど子育てサポートを受けるための民間サービスを利用しようと、それに対して、政党が費用負担するとか、優遇される制度などは聞いたことがありません。

私の所属する維新女性局でも、子ども関連の話はよくしますが
みんなほんと、必死で工夫して乗り切っていて
自分のことを「ママ議員」等々、お母さんだからこうなのよ!と言ってる議員はいない印象です。

ただ、その大変さは一瞬で共有できるもので
今回の衆院選が終わった時も、

「選挙中は、自分の選挙区外に往復4時間かけて毎日通っている」

という一言を知って、娘さん大丈夫だった?等々の心配の連絡をたくさんもらいました。

少しずつ、わずかでも、この現状を変えていきたいな、という思いがみんなあるんだと思います。

選挙中の娘のお弁当の一部。
思春期の娘は嫌がるだろうな。
私も顔から火が出る、恥ずかしい。。。

でも初めて写真アップします。

本当に、自分で自分がダメ母だと認める。
娘にたくさん淋しい思いをさせてきました。

それでもさ。
これほどダメ母でも、もし私が男だったら
そこそこイクメンだと思わない?

選挙中もお母さんはお弁当を作っていて
子どもは日々成長している。

誰も立ち止まっていない。
待ってくれない。
もっと急いで、政治も変わらなければ。

今、明確に答えることはできないけれど
この現実を変えていきたい。

そんな思いをあなたとも分かち合えたら嬉しいです。

 

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