幸せの量は感謝できる人の数で決まる

政治を志してみようかな…と思う女性が増えればいいなと思って、聞いてほしい言葉を一方的につれづれに綴ります。

【感謝できる人がいっぱいいて下さることは人としての幸せがいっぱいってことだと思う】

私が所属政党である日本維新の会に入った時

「埼玉に維新がいるの?!議員がいるの??」

しか言われませんでした。

何年何月何時何分地球が何周した時ですか~って言う小学生かってくらい、デフォルトで(笑)

当時の埼玉県総支部は、例えるなら埼玉4区のというエリアにある30代男子校。
30代の若い男性メンバーだけで
みんな埼玉4区に住んでいて(東武東上線沿線。都内へのベッドタウン)
公私ともに、とても結束が固かった印象です。

そこに、ぽつっと40代女性の私が入り、私の住んでる場所は、埼玉9区(西武沿線。地元志向強し)。
9区そのものは、何かとご縁はあったとはいえ、やはり私は異質な存在で、私の選挙を応援することについて、どうしたものか戸惑ったメンバーもいたかもしれません。

男性社会と言われる業界に女性が入り込むことは
入り込む女性も、それなりに工夫が必要なことはあります。

でもそれ以上に、受け入れる側の組織全体や管理職、現場スタッフは「困惑する」というのが
女性マネジメントを仕事にしてきた私の解釈です。

私に対して、思うところがあったメンバーもいたかとは思います。
それでも、全面的なバックアップをいただいて
私は市議会に押し上げていただきました。

この時、私の当選…かもしくは、
私の直前に落選した人を契機に、選挙応援も活動体制も、組織としていい意味で変貌していきました。

そして、いくつかの国政選挙にを経て
埼玉県総支部は、メンバーも変わり、その拠点さえも
私の住む飯能からは、反対側の県南エリアに軸足を移しました。

国政選挙で敗北した後、

重点区を絞り、支部長(国政選挙に出る予定の人)のいるエリアに選択と集中をするよう
私が一番うるさく提案して、
飯能は飛び地でいいと断言してきました。

そして実際、党務があるたび、どこに行くにも往復4時間。
選挙中は4時40分に起きて、子どもの朝ごはんを用意して、5時40分に家を出て、6時3分に電車乗って、8時~20時活動して23時過ぎに帰宅すること約4年。

活動すればするほど、娘を犠牲にして、地元をおろそかにせざるを得なくて
悩み続けたことは、周囲をとても心配させてしまったと思います。

でも、

一人で議会で戦える力をつけたかったし
(そのためのインプットや勉強の時間が必要)

ブレずに議会活動も地域活動もしたかったし
(負託を受けた市民の皆様だけをみて、議会で公式に発言していくことが一期目の私の信条)

選挙の恩は選挙で返したい。
(埼玉維新のバックアップがなければ、私は当選していませんでした。)

結果的に、議員になっても絶対に辞めないと約束して出馬したはずの、自分の会社のメイン事業を
議員になって1年で、譲渡してしまいました。

これは、経営者としては正しい判断だったと確信しています。

でも、ゼロから…イヤ、かなりのマイナスから立ち上げて
妊娠出産と同時進行で、会社も育ててきて
なにより地域の皆様に育てていただいた
私の30代のすべてを注いだ事業を手放すということは

恐ろしい喪失感と共に、スタッフやお客様への罪悪感もどうしても感じてしまい
現実問題として、生活の軌道修正を迫られることになり、本当に辛かった。

本当に本当に辛かったのは事実。

それでもがんばってこれたのは、

議員辞職勧告を出されても
地元新聞記者にひどく書かれても
いつ傍聴に行っても動議や議事進行ばっかりかけられていても
そして選挙のたびに地元にいなくても

「えっちゃんは真面目に飯能のためにがんばってる」

と応援し続けてくれた、地元支援者の皆さんがいて下さったからです。

ひよっこ経営者としては、お客様に応援していただき、会社も私自身も育てていただき
新米ダメ母としては、それこそあらゆる人の助けで、娘を一緒に育てていただき
泡沫候補だった時に、埼玉維新の会から「身を切って」応援してもらって
新人議員としては、地元に新たにできた応援隊のみなさんが、いつだって支援してくださって

私の目指すものが変わるたびに、新たな応援してくれる存在が現れて
本当に支えてくださることで、今までやってこれました。

あっちもこっちもがんばりすぎる人生がいいかどうかは
終わってみないとわかりません。

私みたいな生き方はしんどいことも多いので、正直、誰にでもおすすめもできません。

でも、あっちもこっちも感謝して、
この人のためにがんばりたいって思える人がいて下さることは、
人間としてとてもありがたいことだし、それが幸せの量なような気もしています。

誰かのためにがんばりたい。
それが女性。

私はそう思っています。

自分のためにはがんばれない。
私はとてもがんばれなかった。

でも自分ががんばることで幸せにできる、愛すべき誰かを何かをみつけたら
どこまでもがんばれる、それが女性の強さなんじゃないのかな。

もしあなたが、いつも人に恵まれてて、感謝の気持ちがいっぱいで
なんだかすごくがんばっていて
誰かのために、もっとがんばりたいことがあるなら

そんなあなたは、すごく政治の世界で能力を発揮してくれると思う。

いつもそう感じてるけど、なんでそれが政治の世界で?と思ったら
ぜひもっとお話ししましょう。お気軽に連絡してみてくださいね。

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