飯能市フィンランド協会設立記念式典

飯能市フィンランド協会設立記念式典

令和元年11月9日(土)
市民会館小ホール

飯能市国際交流協会内に、新たに飯能市フィンランド協会が設立されたとのことで
記念式典が挙行され、ご招待をいただきまして来賓出席してまいりました。

大久保飯能市長から

「あけぼの子どもの森公園からができたのが20年前。
トーベヤンソン使途の手紙のやりとりを通じ
子どもも大人も生き物も草花もお互いを受け入れて
北欧文化の醸成をしてきた。

そして平成27年6月の発表。
奥武蔵学園では、フィンランド教育を取り入れている。
読書、IT 、教育、福祉、どれをとってもフィンランドは日本一。
(今、日本ではフィンランドが一番素晴らしい)」

…といった趣旨の挨拶があり、

続いて、飯能市国際交流協会会長・中里明宏氏の挨拶、飯能市フィンランド協会会長・和泉由起夫氏の挨拶がありました。

第2部は、一般社団法人 日本フィンランド協会理事長の早川治子氏による記念講演。
テーマは「フィンランドってどんな国」

早川氏は御年83歳、弁護士でいらっしゃるそうで、のびた背筋でフィンランドについて熱く語られる声は力強く
まさに理事長、生涯現役トップリーダーといった印象でした。
後に続くべき世代(…といっても、若者ではなく我々世代でしょうか)が、頼りないことへの激もあり
歴史認識に関しては、飯能市フィンランド協会会長との見解の相違もある印象で
第一人者の言葉の権威を感じながら拝聴しました。

歴史については、みなさんもよくご存知のところかと思いますが
日露戦争の時代における日本とフィンランドの関係、
戦争に敗北はしたけれど、征服はされなかった事実、
日本・フィンランド・ユダヤの優れた民族性をあげ
自分たちの誇りがあるという前提で、相手国の良さもらってほしいとの言葉がありました。

教育については、フィンランドの大いなる方針改正により、いかに教育に投資されたか
学校と家庭との関係について、日本との大きな違いを指摘されており
日本の若い親たちが、学校がやってくれると思うのは、自分たちの義務や権利の放棄であり
先生たちと家庭が一緒にやっていくフィンランド教育についてその成果や

また、一生涯勉強できるシステム、40、50、60代で博士号をとるフィンランドについてもお話があり
他人を理解することが、自分を理解することだとの言葉がありました。

この何歳になっても学び直しができる環境については
維新女性局でも、取り上げたい政策として議論をしており、
リカレント教育の発祥である北欧、代表的な先進国であるフィンランドでの事例について
詳しく勉強してみようと思っているところでした。
今後、女性に特化したリカレント教育について、調査・研究してみたいと思います。