最終日・採決と討論について

令和元年第4回定例会
最終日は、委員長報告・質疑、議案の採決と討論が行われました。

坂井は、所管の総務委員会で反対した、市議会議員、市長、副市長、教育長の報酬アップに関する条例2本の他、

議案第96号 公の施設の指定管理者の指定について(飯能市東吾野医療介護センター)については、
反対の立場から討論させていただきました。

【討論】

指定管理者制度を引き続き導入する理由については、何ら問題はなく、同意できるものです。
しかしながら、指定管理者の指定について、非公募で行われました。
再指定案件でも、公募を行う自治体がある中で、公募の理由として市が記載している、「適切に運営できていた」、「評価が良好」、ということは、指定管理者としての業務上当然のことであり、他自治体の非公募要件と比較をしましても、基準が不足しています。

匿名指定の要件についても、S評価であるということですが、他の医療法人ができないかどうか、確認したことは公的には確認できません。公的に確認するのは、公募での比較であるためです。非公募の理由は、比較による客観的な指標を用いて示すべきではないかと考えます。

他自治体では、「団体の既得権を擁護している選定に、競争性なし」とされないよう、公募を行わないことについては、合理的な理由について、詳細に項目建てをしています。

代替のない特定団体の管理が適当であるか、
サービス提供が特定の法人等に限られるか、
施設の廃止又は用途変更の予定があり、今の管理法人等を選定などがあります。

さらに、非公募で再選定する際、具体的なサービス向上と経費節減について、従前以上の経営努力を団体に求めます。しかし、今回の評価内容において、良好以外そうした説明はなく、経費節減ではなく、経費は増額となってしまっています。

尚、指定期間を3年間とし、見直し等検討とのことでありましたが、「見直しを実施する」という答弁があれば、賛成できるものでありました。

上記、反対の立場から見解を申し上げ、討論させていただきました。