議会傍聴でのご意見におこたえします。

議会では、一般質問を中心に傍聴にいらしていただき
いつも大変感謝しております。

今日は、傍聴に来て下さった市民の方からいただいたお言葉につきまして
お返事をさせていただきます。

【ご意見】

議員は、質問するまでに、調査やデータ集めなど、その準備にかかる時間と労力は膨大であると察する。そうして質問した答弁に対し、本当に納得しているのか?納得がいなかい答弁には、そうじゃない!というくらいの気概が必要ではないか?」

ご意見ありがとうございます。私の質問に対しての答弁が、論点をかわされており、それに対して、私自身もあっさり「わかりました」と言っていて、それはどうなのか、というご指摘かと思います。これはごもっともなご指摘でもあり、タネ明かしもあり…です。

一般質問のやり方は、議会によって時間や方式も様々です。また飯能市議会の中でも、各議員によってスタイルはそれぞれです。坂井は、これまで自分の政策として挙げてきたもの、皆さまからいただいたご意見から必要な提案などを中心に質問しています。

まずは、質問項目を決め、担当課に事前の資料をお願いします。そのデータを元に、課題や要改善点について、先進事例を調べます。市民の方からいただいた声には、担当課で詳しく話を聞き、事業内容や現状、過去データ、目標や成果などの資料をいただいてきます。そこから、質問を組み立て、事前に議会事務局に通告書を提出し、その通告に従って原稿を作成、担当課とさらに詳しく質問の意図や答弁について確認、調整もします。

 この時、各議員の立ち位置によって、質問も答弁も全く違うものになってきます。国政では、政権を構成し、行政を担当する政党が「与党」ですが、地方議会では、首長の立場に賛同する会派が「与党」、反対の立場をとる会派が「野党」となります。一般的には、与党会派には前向き・積極的な答弁となり、野党会派はその反対となります。

必然的に、坂井の質問は、市政の課題や市民にとって必要と思われる改善を指摘したり、施策の展開に対し先進事例をあげて提案したりするスタイルとなり、答弁はそれをかわしたり、どちらとも言えない内容であったり、場合によっては「やりません」と断言することになります。

野党会派に前向きな答弁はさほど多くなく、傍聴されていて、消化不良な気持ちになられるかも知れません。それでも、保守野党が、きちんとチェック機能として働き、指摘や提案をして、多様な視点や意見を議会であげていくことは、必ず市の発展につながると信じて、ブレずに活動をしています。

市民のみなさまが傍聴にいらしてくださり、議会に関心をもってくださることが、飯能市をよくしていく何よりの原動力になります。議員によって、答弁最頻出フレーズ「検討します」と「研究します」の違いを感じていただくなど、楽しみ方(?)も色々あります。

議員の立ち位置によっては、「一般質問で取り上げた○○が実現しました」が続出することもありますが、実際に質問一つで事業化する単純な構図ではなく、与党会派が質問することで、市の新規情報を引き出し、事業化を明言するなど、地方議会特有のしくみが様々あります。

もっと詳しくお知りになりたい方は、会合やちょっとした集まりでのミニ報告会でもお話させていただきますので、お声がけいただけますと幸いです。

ぜひ議会を傍聴にいらしてください

議会では、みなさんの税金の使い道や身近な問題が議論され、決まっていきます。ぜひ傍聴にお越しください。どなたでも予約不要、直接市役所5階へ行けば傍聴できます。坂井がきちんと働いているか、議員が実際にどんな議論をしているか、厳しい目でチェックしてください。