埼玉県都市ボートレース企業団視察研修会に参加しました。
1期3年目からコロナ禍となり、視察といえばオンライン研修になりがちでしたので、ボートレース戸田にうかがうのも私にとっては初めてです。
令和4年4月1日より、地方公営企業法が全部適用となり、埼玉県都市ボートレース企業団に改称。
構成市15市約350万人。
市民福祉の向上を目的に、多額の配分金で関係市の財政に貢献されており、飯能市でも令和4年度は6000万円、令和5年度は7000万円の配分金に加え、市の催事事業でボートレースをPRするイベント等への特別補助金200万円も受けており、飯能まつりでVRゴーグルを使ったボートレース体験など、様々な場面で市民に関係の深いボートレース。
戸田ボートレース企業団の3市430万人を含めれば、埼玉県民の約6割近くがボートレースの売り上げによる貢献を受けていることになります。
各種公営競技は、ボートレース以外にも、競輪、地方競馬、オートレース、中央競馬がありますが、ボートレースの売上は平成3年のバブル期をピークに下降の一途をたどっていましたが、ネット投票にシフト、スマホ投票の普及により、特にコロナ禍においては巣ごもり需要で過去最高売上を更新。
その背景には、業界が一枚岩となって、国民レジャーとしてボートレースのイメージアップをはかり、子どもが遊びに来られる、市民生活の中心にある「パーク化」、ボートレース場から30㎞圏内の経済活性化、サッカー選手とボートレーサーのアスリート対談等の動画配信、関係市の物産展やレースのない日の市民祭りでマルシェやフリマ、ゴムボート体験、音楽フェスなど、これまでボートレースに縁のなかった層の開拓をはかり、ボートレースの魅力を発信するなど、大きく変化してきたことがあります。
昭和26年のモーターボート競走法公布から長い歴史のある競艇、ボートレースですが、最近はテレビCMもそういえばイメージが変わっています。
様々なイベント等で、ボートレースを目にすることがあると思いますので、飯能市民のみなさんが財政面で貢献を受けているという点からも、関心をお持ちいただけるとよいなと思います。