このブログはあえて書いている内容も多いのですが
今回も、わざとあえて書きます。
現在、12月議会真っ最中。
昨日は一般質問に登壇しました。
飯能市議会ではすべての議員が
60分間登壇することができます。(議長・監査委員のぞく)
1日に4人から5人、
10時~
11時10分~
13時10分~
14時20分~
15時30分~
と、10分の休憩を挟み、登壇します。
私は通常、2人目の11時10分~に登壇することがほとんどです。
昨日もそうでした。
10時の開会直後、一人目の議員が登壇するまでに
傍聴席で発言を許可できない(議長が始められない)事態があり、始められるようになるまで、5分以上を要しました。
簡単にいうと、傍聴のルールに従っておられない傍聴者の方がいて
それらが解決するまで、始まらなかったというわけです。
それで、1人目の質問のスタートが遅れて
10分の休憩が5分も取れませんでした。
2人目の登壇者である私は、録画用のカメラチェックがありますので
実質、休憩は3分ほどです。
これに対してヤジを飛ばしました。
トイレ行けないですよ!
私は、主義主張や政治的立ち位置が異なる方々へも
議会に関心をお持ちいただき、傍聴にお越しいただく事は
素晴らしいことだと敬意を表しています。
とはいえ、傍聴席は発言はもちろん、主義主張や意思表示をする場ではありませんので
一部の方の言動は、残念であり
せっかく代表して議場で公式発言ができる議員を応援して議会へ送っているのだから
傍聴席であれこれあるのは、もったいないし、議員にとってもマイナスでないかと
個人的には思います。
でもそれは正直、思っただけ。
私が、多分議員になって6年目で初めて
不規則発言、つまりヤジを飛ばしたのは別な理由です。
「議長!休憩はちゃんと10分とってください!トイレ行けないですよ!」
本気で10分の休憩を獲得したくて、議長に時間の変更を申し出るなら
動議をかけないといけないのですが
私はそこまで親切じゃない。
気に入らないことはもめて、議会が遅れようが
10分の休憩が3分になっても気にもかけない男性たちに
心底腹が立っただけのことです。
でもやっぱり不親切なのは、人間としてよくないと思うので
10分の休憩が3分になると、どんな事が起こり得るのか
一応書いておきます。
実は、私は休憩が取れないまま登壇したのは2度目です。
こういうのって、ご本人はお忘れかと思うのですが
1人目の登壇者の質問内容に対し
共産党会派さんが、議事進行をかけたことが過去にあります。
当然、休憩に入るのは遅れましたが
予定時間通りに再開。
この時も、次の2人目の登壇者であった私は、この時はもっと短くて
3分もなくて、カメラチェックをしたらすぐブザーが鳴って
本当に、トイレも水分補給も出来ませんでした。
60分の一般質問は、議事録にも残り
公式発言ですから、決して軽いものではありません。
それを、休憩なしで、
トイレも水分補給もできないまま
カメラチェックを受けただけで登壇するのは
大変な問題があることに、(飯能市議会では歴代全員が男性である)議長は気付いていない。
女性は生理があります。
これは人によって、事情が様々。冗談なく様々。
初潮から自分の身体と付き合ってきてるから
なんてことなく、日常生活も仕事も
時にトイレに行けない状況も切り抜けられるわけで
必要な準備、
どんなサイズ・機能のナプキンをどのタイミングでつけるとか
動きや状況に合わせて、どんな下着や服装が必要かとか
それには持ち運びはこうしておこうとか
ちゃんと自分で選択して、それをやっているから
生理でも、誰にご配慮いただかずとも、迷惑かけずに
失敗も惨事もなく、やってけいるのが女性です。
これらを10分でどう段取りするか
これって、一般質問の登壇日時が決まった時から
すでに自分の生理周期に合わせて決まっているものなんですね。
だから、それくらい前から決まっているものを知ることもなく
同じく決まっているという理由で、勝手に優先して
議長は再開時間を決める。
10分が3分になって
必要な準備も対処もできないまま、生理現象と闘いながら
時に精神的苦痛や大惨事のリスクを抱えて
登壇することを、知らず知らずに他人に強いていることに
気付ける男性議長はどのくらいいるのかな。
傍聴席でもめてた人たち、特に血気盛んに声も出しちゃってた男性は
想像したことあるのかな。
こんな影響があるということ。
でもヤジでいい理由
あまりに理不尽だったので
気持ちを切り替えて、私を応援して下さる皆さんの期待におこたえできる質問をすべく
不規則発言したのが正直なところ。
女性の生理について、お教えするよりもっと目の前の
一般質問に私は集中していた。
だから、動議じゃなくて、まぁヤジですね。
なぜか。
恋も2度目なら(中森明菜さん)
1度あったことは対応が可能だから。
以前に、議事進行で本当に休憩がなくて、本気で質問どころじゃなく困った経験を
女性は決して忘れない。
以降、「休憩はないかもしれない」という事態に備えて
一般質問登壇日時が決まった時から
自分の生理周期に合わせて、必要な準備をしているのが女ってもんです。
こういうことが出来なかったら
日常生活あちこちで、わりと下半身血まみれの女性と遭遇することになるわけで
そんな惨事に出遭った男性、そうそういないでしょ?
(私も大惨事に陥った経験あるので、遭遇された人もおられるとは思いますが、頻度の話ね)
そういうことです。
私、親切なので
因みに。
こういう話をすると、決まって言う人がいます。
まだ生理あんの?
私の場合は年齢的に言われやすいので、いいんですけど
一応、私は親切なので、これについては何度も書いておきます。
年齢に関係なく、例えば婦人科系の疾患
子宮のガンや乳がんなどでホルモン療法を受けている女性は
公表していなくてもたくさんいます。
治療で、自分の身体が変わっていって
更年期の症状がでたり、生理もとまる。
私みたいなタイプは、ガチンコで意見すると決まって
「更年期ババァはイライラして怖い」
とか、結構、冗談なのか薄ら笑いで言われるんですけど
ほんと、無知なのはあらためた方がいい。
セクハラとかさておき
人の命にかかわることですよ。
親切で何度でも書いておきます。