令和7年度飯能市表彰が執り行われました。
私も、同期の関田議員とともに、地方自治への貢献として表彰いただきました。
この表彰について、先の9月議会では
私の所管である総務教育委員会で、ご自身は表彰を辞退された議員から
辞退した方がよい
議員表彰は撤廃の検討がないのか
といった発言がありました。
これは、9月議会で上程された議案に対する常任委員会質疑での発言。
上程された補正予算で
今年度から飯能市表彰における90歳表彰が廃止され、対象である340人分の報償費が減額されており
楽しみにされている市民もいるのになぜ廃止か
廃止を検討していたのなら、なぜ当初予算ではなく、直前になって廃止し補正なのか
(7月の市長選の関係ではないのか)
といった論点から、議案に反対の議員(会派)がありました。
市の見解は、
90歳といった年齢での表彰を実施している自治体は、西部11市では飯能市だけであること
90歳表彰がスタートした昭和45年から、健康寿命は大きく延びて、社会情勢も変化していること
緊急財政対策などから廃止となったという答弁でした。
年々、健康寿命は延びて、スタート当初からまさに桁違いの人数ですし
ご案内を出しても、表彰状と記念品を受け取りに来られない方も多く、
職員がお届けするなど、見直しが必要な状況であったことは以前から聞いていたところです。
その質疑答弁に関連して、政党の考え方から議員表彰は辞退されている議員が
年齢が達しただけで表彰される90歳表彰が廃止になり減額される補正予算に賛成するのならば、
在籍年数だけで表彰される議員表彰も辞退した方がよい
執行部は議員表彰廃止の検討をするべきだ
といった指摘をされ
直後の11月に、表彰の対象者である私が委員会にいたことから、個人的にも辞退を進言されたという流れです。
そこで、今回の表彰を受けるかどうかについては
関田議員とも話をしました。
私の考えとしては、確かに議員は10年在任で自動的に表彰されるわけで、功績が基準ではないという指摘があるのも理解できます。
辞退も一つの考えとして、当然ある選択肢だと思います。
同時に、10年も続けさせていただけるのは、支援して下さる方や託して下さった市民がいてくださるからであり、まさにそうした方々のおかげです。
私ではなく、坂井を応援し託して下さった皆様の表彰でもあるわけで
報告を喜んで下さる方も間違いなくおられます。
良い報告ができるよう、精進することもまた負託を受けた責務。
ガタガタ言われるくらいなら辞退した方がスッキリするとか
そんな軽いものではないと思いますし
自分が所属していない、各政党の考えに影響を受けるものでもありません。
また、執行部側からそうであれば、議会から廃止を検討すべきだと考えます。
9月時点で、例えば私と関田議員が辞退したところで
自己満足やカッコつけにはなっても、市の予算が削減されるわけはありませんので
あれこれ悩まず、堂々と表彰はお受けしましょうという判断になりました。
ただ、記念品の金杯は辞退が可能か、確認したところ、可能とのことでしたので
関田議員と私は、金杯は辞退させていただきました。
90歳表彰は廃止になり、楽しみにされていた方には申し訳ないけれど
私は表彰をお受けしますということは、ちょっとした市政報告で支援者さんにお話ししましたが
皆さん、おめでとうと言って下さって、批判はありませんでした。
私の後援会長も、まさに今年が90歳表彰の年でしたが
廃止に特に反対もなく、表彰を受けることを喜んでくれました。
実際、表彰いただくまでは、廃止でも別にいいとも思っていましたし
金杯は辞退もしくは議員は受け取らないのも方法かななどと考えていましたが、
応援してるから嬉しいと喜んでくださったり
記念品を受け取ることは悪い事じゃないから金杯も辞退しなくてよかった
というご意見もあり、
やはり簡単に廃止の議論を議会からしようとか、金杯はいらないとか
安易に言ってはいけないなと反省もしました。
辞退しないと何か言われそうとか、表彰を受けたり、金杯もらったことに後ろめたさを感じる風潮はよくないと思うので、廃止の意見があるなら、それは議員間でしっかり議論した方がいいと思って、議長ともそんな話をしたところです。
ともあれ、表彰いただいたことは皆さまのおかげで感謝しかなく
その報告を喜んでくださる方がいることは、本当にありがたいと感じています。
ご期待にこたえるべく、更に市政発展と市民サービス向上のため力を尽くしていこう、強くそう胸に刻みました。
もっともっとがんばります。






