6月から始まった今年度の読み聞かせの初担当日でした。
6月は議会だからと外してもらっていたのですが、参院選真っ最中。。。
読み聞かせは火曜日の朝。
図書館は月曜休館。
だから、週末までに必ず絵本を借りに行くこと!…って、あれだけ気を付けていたのに、ついにやってしまいました。
日曜日、終日選挙活動した浦和から帰ってきたら既に図書館閉まっている。
やってしまった…と思いながらも、自宅にある娘の本からなんとか担当の5年生に楽しんでもらえそうなものを。
選んだのは、「こども孫氏の兵法」。
春秋戦国時代の中国で孫武によって書かれた兵法書。
戦いで勝つための考えや戦い方が書かれていて、武田信玄の風林火山や、吉田松陰が学んだことでも有名。
現在はビジネス界でもファンが多いことで知られ、ビルゲイツや孫正義も愛読者として知られます。
決して、自分が選挙モードだから選んだのではなく、日々の生活でぶつかる課題にどう向き合い、考えて行動すべきか、ヒントになるとして子ども向けに訳され、話題となった本。
例えば、こんな感じ。
「主は怒りを以て師を興すべからず、将は憤りを以て戦いを致すべからず。」
怒りによって判断してはいけない。いかなるときも冷静に判断すべきという内容。
原文と著者の解説を読んで、言葉の解釈を加えつつ。
これは、英語にも似たようなことわざがあって
revenge is a dish best served cold.
リベンジは、出来立て熱々ではなく、冷めた料理で出すのが一番いい。
クールになれという感じかな。
私がアメリカにいた時に9.11が起こって、その時に教えてもらった言葉。
今、ウクライナが戦火にあることから思い出して、そんな話もしてみました。
絵本の読み聞かせは、基本的に読み手の解釈を入れず、子どもたちが自由に受け取れるように、アドリブや煽りも入れないものなんだけど、まぁ今回は特別バージョンということで
子どもたちの反応はといえば、やはり食い付くようなものではなかったみたいで、絵本の方が気楽に楽しかったかな…という反省はあるものの、
他のメンバーさんから随分興味を示していただいて
「色んな人が色んな本を選ぶからいいのよ。こういうのが出来る人はぜひやって!」
と言っていただいて、怪我の功名、絵本以外もいろいろ挑戦してみようかな、なんて思っています。
ちなみに。
日本語だと、私が思いつくのは「短気は損気」くらいなんだけど、なんだか戦い色が消える。
ほかに同類の言葉があれば教えてください。