政治を志してみようかな…と思う女性が増えればいいなと思って、聞いてほしい言葉を一方的につれづれに綴ります。
【言葉はその人の生き様からしか生まれない】
今さら感が否めないことを書きますが、議員の発信の重要性が方々で言われて、
発信力のあるなしが、議員としての評価に直結しつつあります。
議員の発信力…というと、自身のHPやブログ、SNSなどで
活動や必要とされる情報を伝えたり
政党や議員個人としての見解を述べること
広く政治に興味を持ってもらうとか
政治的課題に議論を呼び込むとか
基本的にはそんな感じかと思うのですが
これがちょっとややこしい(笑)
私が独立起業したころは、ちょっとした「女性起業家ブーム」で
私もちょこっとそれに乗っかっており
社長ブログは必須と言われた時代でした。
自社の商品サービスを売り込むため
社長自身の等身大で赤裸々な経験を書いて応援してもらうため
ブランディングのため
そして、毎日更新すると決めたら
ルーチンに毎日毎日、薄皮を重ねるように記事を書き続けることで
時間の積み重ねでしか得られない信用を勝ち取るため
などなど
当然のように顔出しして
見せ方も戦略的に考え抜いて
一見、華やかというかちゃらちゃらしているようで
とっても泥臭く考えに考えて書いていたのを思い出します。
でも実際、それなりにアクセスもあって
気が付けば膨大な記事数になっていて
人脈や仕事につながることもあれば
取材などメディアからのオファーも実際にありました。
女性社長は、ほぼほぼみんな…くらい、社長ブログ書いてましたね。
女性は比較的、書くのが好きな人が多くて
私の会社でも、「スタッフブログ」として仕事の一環で
持ち回りのブログ記事を書いてもらっていましたが
それぞれに個性があって
お客さんからの反応もよくて
これまた大変効果的。
あまり、書くことへの拒否反応に出会ったことがありませんでした。
ところが。
議員になってから
ちょっと政治に興味ないかな?…って女性と話をすると
自分を表に出すとか好きじゃないんで
しゃべったり書いたり無理なんで
と
発信することへの拒否反応を示されることがとても多くなりました。
これ。
とてもよくわかります。
議員は公人なので、個人情報も何も原則公開。
原則、公開なのです。
その前提でありながら、議員として公人として発信すると
必ずといっていいほど
通常、他人に対して、心を持った人間に対して
決して言わないであろう
言うのが憚られるであろう
酷い言葉
攻撃的な内容
時に人格含めた全否定
が、なぜか押し寄せる。
この「税金もらってる奴には何を言ってもいい」的な現象に
私もまだ名前は付けられていないのですが
確かにある現象です。
原則公開の議員「個人」に対して、否定・攻撃・心無い言葉の雨が降りかかる。。。
(ちょっと知名度が高いと雨どころではないですが、私の場合は雨降り程度)
そんな私を見ていて
それは確かに
無理
と思われてしまうかも知れないな、と思います。
それでも私は、「書く」といいうことを信じています。
その魅力や言葉を信じる。
文章や見せ方の、うまい下手は別。
私も、長い文章を(すでに長いですね、これも…)をどこまでも書くけど
それを整理して、視覚的にわかりやすく整えて見やすくするのは苦手で、センスもゼロ。
最近では画像や文字のレイアウトだけでなく
webからの引用や
自身の動画も効果的に使っていかないと
ただ長い文章なんて読んでもらえないんですけど
それでも、今あなたが読んでくれているように
読んで、共感したり、理解したり、一緒に何か考えたりしてくれる人が
必ずいます。
それと同じで、地味で素朴な文章も
真面目さがに滲み出たような文章も
面白いとかくすっと笑う要素は、一切持ちこまない文章も
毎回毎回、不思議なくらい同じような文章も
天然炸裂な文章も
どんな人にも文章には味があって
それを好きな人や心地よいと感じる人、不思議と読んでしまうというような人が
必ずいます。
結局のところ
言葉はその人の生き様からしか生まれない
のだと思う。
これは私の持論です。
発信力があるな…という人は
必ずといっていいほど、
ただ流れていくSNSは上手く利用しながらも
言いたいことを書ききるだけの長文を書いているし
それを書く場所を持っている。
自身のHPやオフィシャルブログ、場合によっては有料記事など。
やはり書くという事は
SNSでつぶやいたり、発信することとは違う顔を持っていて
流れていくことなく
積み重なって、蓄積されていく確固たるオリジナルの場所を持っていることで
その人の価値はきっと積みあがっていくと
私はそう信じています。
年末年始は
日頃はあまり発信しない議員も
めずらしく、少々長め文章をあちこちで発する期間です。
特に、拡散力のあるTwitterで
なにかと告知的な発信をしながらも
「どうしてこの人はこんなことを言ってしまうんだろう???」
と、Twitterやればやるほどマイナスだなと思っていた人が
別なSNSでちょっと感傷的な長い文章を書いているのを読みました。
あぁ、やっぱりこの人はダメだな
…と反射的な感想を持ちました。
つくづく、言葉はその人の生き様からしか生まれない。
薄っぺらい人は、ただ感傷的なだけで薄っぺらい言葉しか発しないし
担がれてるだけの人は地に足がついてない。
社会経験のない人は、やっぱり頓珍漢だし
コンプレックスや自信のなさに固執している人は他人の反応を気にしすぎて自分がない。
生まれながらに苦労しない星の人は
所詮、何を言っても響かないし、人の気持ちなど動かない…などなど。
それを、気が向いた時だけ
ただ流れていくSNSにつぶやくことに、ほとんど意味はない。
自分と向き合い
言葉を信じて
自分の場所で、きちんと書ききる。
それは必ず
読んでくれる人がいて
あなたを知ってくれる人がいて
理解したり、共感したりしてくれる人がいて
応援されることにつながっていく。
あなたの信用や価値につながっていく。
あなたの生き様からしか生まれない言葉を
SNSで気軽に傷つける見知らぬ人の攻撃を受けたくないという
そんな理由で綴らないなんて
あまりにももったいない。
あなたの経験を感性を思いを
読んでくれる人は必ずいます。
あなたの原点になり得るあなただけの場所で
ぜひ、あなたの言葉を書いてほしい。
私はそう思っています。
プラットフォームになるべき書く場所の作り方がわからなかったら
何でも相談してね!
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