【陳情について】県の所管でも困っているのは市民


地元では河川に関して県の所管となるけれど、実際に困っているのは市民、でも県は動いてくれないという問題に常に頭を悩ませています。

長年、地元のグラウンドゴルフ会の皆さんが大切に整備してこられたグラウンド。
河川であり、「除草や清掃等、維持整備の保存行為」の範疇を超える事態に対しては、県の所管に関する諸々の対応が非常に難しい課題があります。

グラウンドのみならず、周辺住民の皆さんからいただく陳情も多く、飯能の県土整備事務所に何度お願いに行っても、「県は広域であって、市のように個別の要望に対応できない」という回答です。

数年越しで根気よくお願いなんかしてる間に、困って私に相談してくださった方が亡くなってしまって、「間に合わなくてごめんなさい」とご家族を前に泣いたり、いち市議会議員という立場の自分の非力さに打ちのめされることばかりです。

県の管轄であっても、困っているのは目の前の市民で、日々の暮らしは「来年度以降の検討」が始まる頃にはどうなっているかわからない。
なんとか市でできることはないか。

 

飯能市の職員さんは、県だからと丸投げしないで、可能な対応を考えてくださいますし、内沼県議にも多大なるお力添えをいただいています。
でも時間は有限。市民の皆さんの毎日のために。そのうちではなく、今できることを考え尽くさなくてはならない。

今回の斜面崩落による倒木は、市の占用部分について、市の委託事業者と担当課職員さんで対応してくださることになり、翌日には危険な倒木の撤去作業をしてくださいました。

これ以上切ると、更に崩れてなだれる恐れがあり、今後も斜面崩落や倒木の危険については県にお願いをしてくことになりますが、グラウンドを利用される皆さんは本当に喜んでおられました。
8月の猛暑で屋外の運動は自粛していて、少し暑さが和らぎ、活動再開を楽しみにされていた矢先の倒木でした。

定期的な運動、除草清掃のボランティア活動、お仲間とのコミュニケーションなど、健康長寿の源であり、毎日の暮らしに大きな影響のあるもの。
迅速なご対応に感謝しかありません。
ありがとうございました

難しい地域課題は、何年も対応を続けることで、私自身の知識や経験値も増えますし、担当職員さんとの連携も強まって、一緒に知恵を絞って、市でできることをやっていくという判断にもなります。

これからも、お役に立てるよう真摯に取り組んでまいります。